介護離職をすると親の介護がラクになる?

2023年1月26日 7:08 PM

 2025年にベビーブーム世代の全員が75歳以上の後期高齢者となり、その子供たちである第二次ベビーブーム世代が、親世代の介護の問題に直面することになります。

 

 

 第二次ベビーブーム世代というのは、就職氷河期の前半世代と重なります。

 それまでのバブル期に学生時代を過ごした世代とは打って変わって、就職に苦労し、その後も転職を繰り返し、非正規雇用の割合が急増している世代です。

 

 

 親の介護の問題に直面したとき、特に非正規雇用で有給休暇や介護休暇が取得できないとしたら、仕事と介護の両立に限界を感じて、「介護離職」という道を選んでしまう方は少なくないようです。

 

 

 しかし、実際に「介護離職」をした人たちは、その後、精神的・肉体的・経済的にラクになったのでしょうか。

 

 

 令和2年3月、株式会社NTTデータ経営研究所が、厚生労働省の委託事業として「令和元年度 仕事と介護の両立等に関する実態把握のための調査研究事業報告書」を発表しました。

 

 

 この報告書によると、介護離職経験者が「手助・介護」を機に仕事を辞めた後の自身の変化について、次のような結果となっています。

 

【精神面の変化】「非常に負担が増した」+「負担が増した」と答えた人は全体の56.3%

【肉体面の変化】「非常に負担が増した」+「負担が増した」と答えた人は全体の51.5%

【経済面の変化】「非常に負担が増した」+「負担が増した」と答えた人は全体の69.1%

 

 仕事と介護の両立が難しかったから離職したのに、すべての面において、負担が増したと答えた人が半数以上という結果となったのです。

 

 

 家族の介護のために、家族の幸せが犠牲になってしまっても良いのでしょうか。親世代は、それを望んでいるのでしょうか。

 

 

 企業側が、介護休業制度等の仕組みを整えることももちろん必要ですが、同時に、家族の世話は家族がしなければならないという固定観念を考え直さなければならない時期に来ているのではないかと思います。

 

 

 「家族の機能」を「社会化・外部化」していく仕組みが必要な時代です。

 

 

 OAGライフサポートは、「個」の時代に必要とされる最先端の取組を各方面に啓発することにより、誰ひとり取り残さない社会を目指していきます。

 

 

株式会社OAGライフサポート

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