介護保険で受けられる主なサービス
自宅で受けられる
サービス
施設に通って受けられる
サービス
施設に宿泊して
受けられるサービス
訪問・通い・宿泊を
組み合わせて受けられるサービス
施設に入居して
受けられるサービス
その他の
サービス
初めて現実的にケアサポートや介護のことを考え始めるたときに、どこから始めたらよいのか、何をしたらよいのか、だれに相談したらよいのかもまったくわからず、不安を感じるかたがほとんどでしょう。まずは基本の3つの抑えるべきポイントを紹介します。
POINT 1
ケアと向き合うための心構え
多くの方にとって、介護やサポートは突然始まリます。そのため、いざ介護が始まると、誰に相談していいのか、何をするべきなのか、分からず不安を抱える方も多いでしょう。また、介護やサポートの期間は個人差があり、長期に及ぶ場合もあります。長期戦を乗り切るためには、「ケアラーの4つの負担と不安」を整え、ケアラー自身が心身ともに健やかであることが重要です。
Point 2
最初の相談窓口
高齢の家族の介護やサポートを始めたら、まずはじめに相談する窓口が、地域包括支援センターです。高齢者の暮らしをサポートするための拠点として、各自治体に設置されています。
<相談に対応してくれる有資格者>
社会福祉士、保健師、 主任ケアマネージャー「要介護認定はどうやってとる?」「かかりつけ医を探したい」など高齢者の介護やサポートをする上での様々な困りごとの相談にのってくれます。「物忘れが心配」「足腰が最近弱くなっているかも」など「介護未満」の相談にものってくれます。相談は無料です。また、自治体独自のサービスや利用方法を記した印刷物を作成していますので、地域包括センターを訪れて入手しておくと良いでしょう。地域包括支援センターの場所は、お住まいの市区町村ホームページや、介護保険担当窓口に電話で問い合わせ調べることができます。
Point 3
公的介護保険を利用する
日本には「公的医療保険」があるように、「公的介護保険」があります。65歳以上の人は市区町村の窓口で申請をし、介護やサポートが必要と認められれば介護保険サービスを利用することができます。(40〜64歳は、老化が原因の特定疾患で介護が必要になった場合のみ認められます。)
介護認定の申請をする
在宅での介護やサポートには、外部の助けが必要不可欠です。公的介護保険は、外部の助けに必要な費用の一部を給付してくれる制度なので、まずは介護認定の申請をしましょう。介護認定の通知は原則30日以内となっているため、約1ヶ月かかります。介護は突然始まることも多く、1ヶ月の申請期間を待たずに介護保険サービスの利用が必要になることがあります。退院を待たずして入院中に申請をすることができたり、暫定的に介護保険サービスの利用が可能な場合もあるので、地域包括支援センターやケアマネージャーに相談しましょう。
介護保険サービスを知る
長期に及ぶ可能性のある家族の介護やサポートとうまく付き合うには、介護やサポートがご自身の生活の全てになってしまわないように、ご自身の時間を確保するのがポイントです。そのためには介護保険サービスを知ることがとても重要です。
介護保険で受けられる主なサービスには、自宅に訪問してもらうサービス、日帰りで施設などに通うサービス、施設などに短期間宿泊するサービス、施設に入居するサービス、その他介護用品などのレンタルや、手すり設置などの住宅改修費の支給などがあります。
自宅で受けられる
サービス
施設に通って受けられる
サービス
施設に宿泊して
受けられるサービス
訪問・通い・宿泊を
組み合わせて受けられるサービス
施設に入居して
受けられるサービス
その他の
サービス
Point 4
公的介護保険以外のサービスも活用する
充実しているように見える公的介護保険サービスですが、例えば
など、公的介護保健サービスが利用できないケースもあります。
その場合は、積極的に公的介護保険サービス以外の選択肢を活用して、ケアラーの負担を軽減することが大切です。