母と喧嘩をした。
2025年12月20日 6:42 AM
年金支給日のこと。
「孫にお小遣いあげていい?」
母は要介護1。
太り過ぎてからの人生が長いのでとにかくモノグサ。
外出は週に1度のデイサービスと
45日分の薬が切れる前の通院...
これの他に年に数回の耳鼻科(鼻炎持ち)、清潔にしきれなくて爛れがぶり返した時の皮膚科程度。今年は初めて整形外科(膝痛)へも連れていったが医者には既にどうしようもないから痛み止めを出す事くらいしかできないと言われ、いただいた30日分の痛み止めを飲み終えてからは「もう行かない」と言われて今に至る。
もうとうに調理からは卒業。
出されたものしか食べない。
掃除も「気にならない」そうでまず、しない。
「汗はかかないから」と基本的にデイサービスでしか着替えず、失敗しなければ次のデイサービスまで下着も変えない。
そんな感じなので毎日、毎日、好きな時間に起きて好きなだけTVを観て、オヤツを食べながら気付いたら転寝をして過ごすような自分に負い目を感じているのだろう。
何でもない時にも孫に小遣いをよこそうとするようになって...
しかも1万円。
爺婆からのお小遣い。
お年玉とそれぞれのお誕生日は素直に受け取って来たけれど、毎月のように1万円を握らせようとしてくるようになったのでさすがに止めた。
娘がバカになるからやめてと。
しかも、そんなにばら撒けるほど貯えはなく自営業の国民年金年金だ。ここで孫に気前よくあげてしまって自分が生きていくために必要なものを買ったりサービスが受けられないというのは違うでしょ?という話。
通帳は母が持ってはいるがお金の管理はすでに出来ておらず、あるから使えるとしか思っていない。
北海道へ連れてくる時からして
優しく理解のある夫に甘えてうちからいくら手出しがあった事か...
そんな経緯から「お年玉と誕生日は有難くいただくけどそれ以外でお小遣いはくれなくていいよ」と何回も話して断ってきた。
それでも私に隠れて渡した時があって事情を察していた娘が私に相談してくれた事もあった。
そんな事を覚えてないのか
娘の私の言うことなど屁としか思っていないのかこの前の
「お小遣いあげていい?」
になんか...疲れてキレちゃって。
殺気立って「なんで?」から始まってお願いだから自分のお金は自分のために使って欲しいと強めに言ったら母もキレて
「いつまでも生きててごめんね(怒)!!」
( °_° )!!
毎朝、父にごはんをお供えしながら手を併せる時
「もういい加減、お母さん迎えに来て!!」
といつも願っているのだけれど
いざ、本人の口からそんな言葉を聞いたら
すんごいドキッとした自分がいてビックリした。
そんな話を妹にLINEで聞いてもらっていたら
『1回受け取って分からない所で返したりは出来ないの?』
と言われてハッとする。
それもそうだよね?
何で...出来なかったんだろう...。
初めて
私は母に意地悪がしたかったんだと気がついた。
私が幼かった頃、母はエホバの証人になった。
輸血とかで今もたまに揉める人達。
キリスト教の一派の中では信者の人柄も良く温厚な教えだなと思って見てたけど、週に何度もある集会や奉仕活動に連れて行かれるのがイヤでイヤで仕方なかった。
でも、拒否すると母はあからさまに不機嫌になってもう一緒には暮らせないみたいな事を言ってきた。父は仕事とギャンブルに忙しく、私には母しかいなかったし何より母の事が大好きだったのでその母に嫌われるのだけは何より避けたかった。イヤでもついていくしかなかった。
毎週日曜日、10:00~とか13:00~とか。
1番友達と遊びたかった時間が毎週、集会。
本当に苦痛で嫌だった。
この時に感じていた逆らいたくても逆らえなかった苦しさの仕返しを今、私はしているのかもしれない。
正面から母のルールを私のルールで黙らせる事で優越感を得てあの頃の鬱々とした思いを晴らそうとしてたのかもしれない。
これ意味あんのかな...(笑)
終わりの見えない事を続けていくのって...大変。
しかも上を目指す訳でもなく、ただ衰えを受け入れて寄り添うだけの行き方。
まだまだ刺激を受けて隙あらば自分の伸び代見つけて伸ばしたいとさえ思って生きている自分にとって、母と向き合っている時間は何ともモチベの上がらない 死んでいるような時間でしかないと思ってきた。
だけど、第三者と関わる事で
ほんの少し物の見方が変わるだけで
要らぬ力が抜けて楽になる事がある。
誰も分かってくれないとか
話すのめんどくさいじゃなくて
世話する側の人こそ誰かと関わっていかなきゃダメだ。
誰かに優しく出来ないのには必ず理由がある。
幼少期から心の奥底にしまい込んでしまっているような物もある。そういうのに向き合って行くことが自分を大切にしているということ。自分を大切に出来ない人は他人も大切に出来ないよね。
来年はもっと自分も大切にしよう。
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