妹の想い。
2025年11月2日 8:03 AM

先月、母をこちらへ連れて来てから初めて妹家族が母に会いに来てくれた。
妹は9歳下の42歳。
父が51歳、母が45歳の時に出来た子で未熟児ギリギリで帝王切開で生まれたけど結果的に私より逞しく育った。
3つ年下のご主人(青森出身)、小2(♂)、年長(♂)の4人で現在は東京で暮らしている。
彼女は出来婚して家を出るまでの30年ちょっとの間、身の回りの事は母に任せきりだったので結婚が決まった時、父が心配してよく私に電話をくれていた。
でも、お母さんてさ
世話をするべき人がいるからこそ頑張れるというのもあるのよね。
父的には不安要素しかなかった生活点0点の妹だったけど、妹が脛をかじっていてくれたお陰で私は父母の現状がいつで見てもらえたし安心してこちらで子育てに邁進できた。
当の本人(妹)はどう思っていたのかはまだ畏まって聞いてはいないんだけど、今度は妹が子育てや自分の家族に集中出来るように私が母に寄り添うのが順番的に正しいんだろうなと思っている。
幸い、うちのバカボンたちも上二人はまだ学生で経済的な補助は必要だけど成人しているし、末っ子も自分の事ぐらいは出来るので今もし母に何かあって私がそちらへ集中しても回っていくようにはなっている。
ご主人の故郷も青森と東京から近くないので毎年一度は帰っている事を思うと今回、北海道まで4人で来るのはかなりの散財になったんじゃないかなと心配しつつも、こちらも1番金のかかる世代の子を3人抱えてゆるくないので出来る範囲でおもてなしをした。
空港まで迎えに行ってちょこっと空港内をご案内して、家に寄って父にもお線香をあげてもらって近くの畜産や農業がテーマの施設でお昼をご馳走して大動物たちと触れ合ってもらった。
チェックインの時間まで遊んで
しまむらによって着替えを買い足してから宿へ向かった。
「明日は子供たちの意向で札幌駅を回る事になったからお母さんに顔見せないで帰るけどー、
はいこれ。
本当に助かった。
どうもありがとう。」
ポチ袋を出された。
え。何?お金、それ( °_° )?
姉妹なんだけど9つも離れてるから
実はあまり一緒にいた事もなくて
正直、妹がこんなことをしてくるなんて考えもしていなかった...けど
私が妹でもするか。
するな(笑)。大人として。
ああー、そっかー。
あの小さな赤ちゃんだった妹もちゃんと大人になってお嫁さんでお母さんになったんだなー...
少し照れくさそうに出されたポチ袋を数回押し戻したんだけど、妹たちがこんな風に笑顔で母に会いに来られるのももしかしたら最後かもしれない。普段から母の報告をするたび必ず「ありがとう」と言ってくれる妹のせめてもの『気持ち』と思う事にして受け取った。
帰って開けてびっくり
ご...ごご...5万円Σ(゚д゚;)は入れすぎ!!
車で泣いてしまった( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)。
妹もやっぱり母が大好きで。
直接、介護の手助けが出来ない事を気にしてくれているのだと言う事がモロに伝わってきた気がして。
会うまではめんどくさーい、お金なーいと目の前の自分の事ばっかり言っていた自分が少し恥ずかしくなりました。
これを渡しながら妹は
「これはお姉ちゃんのために使ってね」
とも言ってたなと。
直接、手を出しているのは私だけかもしれないけど見えない力に支えられている。
母を大切に思うのと同じくらい自分も大切にしていこう。
自分がまず元気だから人にもやさしくできるんだよね。
ありがとう。
面倒でもお金なくても
誰かと関わりながら生きていくって大切なんだね。
お姉ちゃん、がんばる。
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