心地よさ「肌ざわり」

2024年2月21日 11:15 AM

自分で触れたくなる肌になる!

 

手が荒れてくると肌表面に引っかかりができて、ガサガサ、ザラザラとした感触が伝わります。

逆に赤ちゃんのほっぺたは思わず触りたくなります。肌あたりのいい上質なセーターを纏うと、一瞬で幸福感に包まれます。今回はそんな「肌ざわり」のお話です。

 

肌ざわりは、表面的な感触だけで甲乙がつけられるものではありません。例えば二の腕に不要についた脂肪は嫌われ者ですが、触ってみるとひんやりしてタルタル、プルプルしてなんとも気持ちがよかったりします。

このように感触が良いというのは、思わず触れてみたくなる外観で、引っ掛かりがなく表面がなめらか。均等にほどよい弾力があり、肌を吸い寄せるようなしっとり感があります。まずは自分で触ってみて、いいね!と思える肌を目指したいものです。

 

それでは、肌ざわりのいい肌への整え方をご紹介しましょう。

 

皮膚の表面がカサカサしている原因は、主にふたつ。ひとつは乾燥によってバリア機能が低下し、角層がめくれ上がってしまうこと。そこから水分が蒸発してしまっているのです。それでも細胞間に水分を蓄えてくれるセラミドがたっぷりあれば、水分を与え続けることで肌はうるおってきます。けれど水分を抱え込む場所がなければ、どんなに与えてもただ蒸発するだけです。化粧水を2度づけしてみても状態が良くならなければ、蓄える力が弱くなっている証拠。水分保持機能のある美容液をプラスしてみましょう。痩せた土にどんなに水を与えてもすぐに蒸発してしまい、枯れた土地へ逆戻り。けれどきちんと耕された肥えた土は、水を与えるとしっかり吸収して水を貯えます。まず自分の肌状態を知ってから、効果的なお手入れをしたいですね。

 

もうひとつ考えられる原因は、角層肥厚。古くなった角質は、本来ならスムーズに垢となって剥がれ落ちます。けれどターンオーバーが乱れるとうまく剥がれず、厚く蓄積してしまいます。肌のごわつきが気になるときは、不要になった角層をやさしく取り除いてくれる、パウダー状の酵素洗顔料がおすすめです。

 

人との触れ合いがままならない今だからこそ。自分で自分の肌に触れ、向き合ってみるのもいいですよ。

 

 

~前回掲載内容~

心地よさ「ぬくもり」

コメントがありません。

最近の投稿

過去の投稿

Cancel Pop

会員登録はお済みですか?

新規登録(無料) をする