えみちゃんは認知症 25)私は何ができるんだろう?

2025年7月29日 7:27 AM

今はグループホームで暮らす

若年性認知症の義理の妹の介護を

振り返って綴っています



私は何ができるんだろう?
2021.1.1


去年は

義妹えみちゃんの若年性認知症の症状が

進んだ一年でした

えみちゃん今、63歳

 

 

2019年の3月まで

えみちゃんは保育園や幼稚園の先生でした

退職する頃から

物忘れが目立つようになりました

 

 

 

暗証番号を忘れてしまうとか

電車に乗って

知らない街に行ってしまい

なんとか帰ってきても

その理由がわからない、とか

 

 

 

そんな事が毎日続いていて

義母と主人は

「しっかりしなさい!」

「何やっているんだ?」と怒るばかり

 

 

 

当時、私が仕事から帰ると

主人と義母が

義妹を叱咤激励しているという光景が

毎日のようにありました

 

 

 

 

二人とも

彼女が認知症だなんて

夢にも思っていなかった

 

 

 

 

でも、私は

「もしかして認知症?」という思いが

出ては消えるという事を繰り返していました

 

 

 

 

次第に

これは、間違いない

早く動かないと大変な事になる

そう思いつつも

夫に伝えるまでは

とても戸惑い

ずいぶん時間がかかったのを思い出します

 

 

 

 

今、このことを

書き留めておきたいと思ったのは

この先一年ごとに

えみちゃんは

どうなっているのだろう?と

ケアマネージャーの経験から

予想している事があるからです

 

 

 

 

それは悲しく、辛い事

この病気の行く末を考えると

悲観ばかりになってしまいますが

とにかく今は

一日一日を大切にしたい

 

 

 

 

えみちゃんは

いずれ

私達の事がわからなくなるかもしれない

いつか自宅で過ごせなくなるかもしれない

そう思うと、とても切なくなります

 

 

 

ここまでは介護保険に繋ぎ

昨年1月に週1日から

半日のデイサービスを開始してきました

今年からは

週5日1日型のデイサービスの生活となります

 

 

 

 

これから私は

何ができるのだろう?と

ずっと考えています

 

 

 

 

何ができるかわからないけど

こうして

若年性認知症の進行について

書き留めておこうと思います



介護者メンタルケア協会
中島恵子


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