布団は定期的に干したほうが気持ちいいのはわかっているけれど、毎日忙しいし、重い布団をベランダまで運ぶのは面倒だし……と気づいたら、ずいぶん干していないという人も多いのではないでしょうか。そんなみなさんに今回は、驚くほど手軽に使える布団乾燥機をご紹介します。

1. 年々上がる布団干しのハードル

そもそも、なぜ布団は干したほうがいいのでしょうか。もっとも大きな理由は、布団の中に潜むダニやカビの繁殖を抑えられること。ダニやカビは、適度な温度と湿度という条件がそろうと繁殖しやすいため、人の体温によってあたためられ、汗が染み込んだ布団は、まさに住み心地抜群な環境なのです。でも布団を定期的に乾燥させれば、その条件が崩れるため、繁殖が抑えられるというわけです。
 
ですから、たまにしか天日干しができないなら、定期的に布団乾燥機で乾燥させたほうが、断然ダニ・カビ対策になるということになります。もちろん天日干しなら紫外線による殺菌効果も期待できますが、衛生面で考えると紫外線による効果より、しっかり乾燥させるメリットのほうが大きいそう。何より重い布団を運ぶ必要がないのは本当にラクです。
 
またダニは高温に弱く、50℃の環境下で30分以上、60℃では一瞬で死滅するといわれていますが、天日干しで布団の表面が熱くなっても、ダニは布団の側に逃げてしまうため、思うような対策ができないと言われています。その点、布団乾燥機の多くにはダニ対策モードがあり、じっくり布団内部の温度を上げていくことでダニの死滅効果が期待できるというわけです。
 
ちなみにダニ対策をした後は、必ず布団掃除機で死がいを除去しましょう。というのもダニがアレルゲンとなるのは生きているときではなく、ダニが死んで粉々になったものをハウスダストとして吸い込んでしまうからです。
年々上がる布団干しのハードル

2. 世界最小級の布団乾燥機「フェーン」

布団乾燥機の便利さとメリットを体感して以来、家電ライターとして数々の製品を試用してきた筆者ですが、「こんな布団乾燥機、あり?」と度肝を抜かれた製品に出合いました。それが今回紹介する cado(カドー)の布団乾燥機「foehn(フェーン)」です。
cado
FOEHN  24,200円
 
カドーといえば、デザイン性の高い空気清浄機や加湿器を製造している日本のメーカーですが、近年はヘアドライヤーやヘアアイロンも手がけていて、近年はスティック型ヘアドライヤー「baton(バトン)」が話題になりました。このバトンのような布団乾燥機を作ってしまったというから驚きです。
 
スマートな形状とインテリアになじむニュアンスカラーは、デザイン性の高さで定評のあるカドーならでは。これならベッドサイドに置いておいても違和感なさそうです。とはいえ初めて見た時は、「さすがにこのサイズでは、風量や乾燥能力にも限界があるだろうな」というのが率直な感想でした。何しろ直径約49mm、高さ約315mmと超コンパクト! 重量はわずか420gと、筆者がふだん使っている布団乾燥機(約3kg)の7分の1しかありません。
 
モードは「あたためコース」(10分)、「乾燥コース」(60分)、「ダニ対策コース」(80分)、「送風コース」(120分)に4種類。スティックの下(コード部分)から空気を吸い込み、先端から温風が出す構造なので、空気の流れを意識しながらふとんに差し込み、電源を入れてモードを選択するだけと、これまで私が使用した布団乾燥機史上、もっとも手軽です。
世界最小級の布団乾燥機「フェーン」

3. 枕元から足元までポカポカ! オゾンでニオイ対策も

布団の横からフェーンを差し込み、「乾燥コース」で待つこと60分。最初は「ある程度暖まればいいかな」程度に思っていましたが、枕元から足元までしっかり暖まっている〜! さすがにかけ布団の四隅は暖まっていませんでしたが、ほぼほぼ全面に熱が行き渡っていました。
 
この状態で布団に入ってみると、まるでお風呂に入っているような気持ちよさ! マットとかけ布団から熱が伝わり、包み込まれるような幸せを感じます。今回は布団の横から差し込んで暖めましたが、もし布団の四隅までしっかり乾燥させたいなら、今日は枕元から、次回は足元から、と差し込む位置を変えれば、まんべんなく乾燥できますね。
 
しかもこのフェーン、家庭用布団乾燥機史上で初めて、オゾンを搭載しています(2023年8月時点)。オゾンには強力な酸化能力があり、脱臭や殺菌作用があるため、フェーンでも汗や皮脂などによる臭気濃度90%相当減が実証されたそう。私も使用前に布団のニオイを嗅いでみたら、ほのかに自分の体臭を感ましたが(自分のニオイは臭くない笑)、使用後はほとんどニオイがなく、むしろ清潔感を感じました。
枕元から足元までポカポカ! オゾンでニオイ対策も

4. たまの布団干しより毎日の布団乾燥機

前述のように、布団のダニ・カビ対策の基本は、布団をしっかり乾燥させること。頻繁に布団を干せればいいのですが、ケアラー世代の私たちにとって、時間的にも体力的にも厳しいものがありますよね。でも清潔な布団で眠ることは、睡眠の質にも関わってきますので、ぜひ布団乾燥機を使ってみてください。
 
特に筆者が「フェーン」をおすすめする理由は、セットが格段にラクということ。一般的な布団乾燥機は、本体を布団のそばに置き、ホースを伸ばして布団にセットし、本体側のスイッチでモードを選んでスタートと、それでもラクはラクですが、「フェーン」は片手で秒でセットができちゃいます。さらに電気代も一般的な布団乾燥機の半分程度とかなり省エネなので、毎日気兼ねなく使えます。特に冬の寒い夜、10分ほど暖めた布団に潜り込む幸せは格別ですよ。
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著者:田中真紀子

家電ライター。早稲田大学卒業後、損害保険会社を経て、地域情報紙に転職。その後フリーとなり、住まいや家事など暮らしにまつわる記事を幅広く執筆する。結婚、出産を経て、子育てと仕事の両立に悩む中、家事をラクにしてくれる白物家電、エステに行けなくても自宅美容できる美容家電に魅了され、家電専門ライターに。現在は雑誌、webにて執筆するほか、専門家として記事監修するなど年間300近い記事に携わる。企業コンサルタント、アドバイザー業務、テレビ・ラジオ出演も多数。自宅には常に200を超える家電があり、日常的に使用しながら、生活者目線で情報を発信している。親の介護問題が間近に迫ったアラフィフ。夫、息子(高校生)、犬(チワプー)の3人と1匹暮らし。
ホームページ https://makiko-beautifullife.com/

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