1. 高齢の親御さんと別居している方の半数以上が不安を抱えている
ALSOKの調査によると、70歳以上の親御さんと別居している30〜50代の男女の半数以上にあたる55.5%が「別居している親に不安がある」と答えています。
親御さんの健康状態や自動車の運転で事故に遭っていないかを心配する一方で、時間的・距離的制約があることで頻繁に様子を見に行くことができないケースが多いようです。たとえ定期的に連絡を取り合っていても常に様子を把握できるわけではないため、自力だけで不安を解消することが困難な場合もあるようです。
2. 見守りカメラがその有力な対策のひとつに
遠方に住む高齢の親御さんのところへすぐに駆けつけることができない人にとって見守りカメラは強い味方です。それでは、高齢の親御さんと離れて暮らしている方の不安が解消されない理由とあわせて見守りカメラが有力な対策のひとつになる理由をみていきましょう。
不安が解消されない理由
高齢の親御さんと離れて暮らしている人の不安がなぜ解消されないのかを考えてみると、理由は2つ考えられます。
1つ目は「何かあった時にリアルタイムに知ることができない」ということ、そして2つ目は離れて暮らしているので「何かあったと知ることができても、すぐに飛んでいけない」ということです。
前述のALSOK の調査では、半数を超える54.8%の人が「仕事などを早退してすぐ駆けつけられる」と回答していますが、それでも異常事態の発見から到着までには数十分から数時間かかるのが一般的です。地方で暮らす親御さんを東京で見守る場合は、新幹線や飛行機のチケットの手配も必要となりますので、さらに時間がかかるのは必至です。このような状況にあるのでなかなか不安が解消されないのでしょう。
この1つ目の理由である「何かあった時にリアルタイムに知ることができない」不安を解消できるのが見守りカメラです。
リアルタイムで知ることのできる見守りカメラ
見守りカメラとは監視カメラなどに使われるネットワークカメラの一種で、遠方に住む親御さんを見守る目的で利用されています。最近では技術の発達により、比較的安価で性能の良いものを手に入れることができるようになってきたこともあり、高齢者の親御さんと別居して暮らしている多くの人に利用されています。
インターネット回線があれば設置も簡単で、見守りに必要な情報はスマホで確認できるようになっています。機種にもよりますが、カメラにはさまざまなセンサーとスピーカー・マイクがついているのが基本です。センサーには動体検知、音、温度センサーなどがあります。また、ものによっては赤外線カメラを搭載していて、暗闇でも映像をきっちりと捉えることができる機種もあります。
見守りカメラの利用イメージ
見守りカメラの使い方としては、親御さんが暮らす家の主な生活場所にカメラを設置し、必要に応じて映像を確認する、というのが一般的です。動体検知センサーがついているため、たとえば普通は寝静まっているはずの夜中に動くものがあったり、温度センサーが異常を検知したりするとスマホで通知が受け取れるように設定することができます。通知を受けたらカメラの映像を通じて家の様子を確認し、異常を感じたらカメラのスピーカーを通じて呼びかけることもできます。相手が返事をすればカメラの内蔵マイクを通じてスマホで確認することができます。このあたりはビデオチャットの仕組みと同じです。
このように見守りカメラを設置すれば、一緒に住んでいるのと同じように離れて暮らす高齢の親御さんを見守ることが可能となります。
3. 見守りカメラの選び方のポイント
見守りカメラとして使える機器にはさまざまな種類とグレードがあり、選ぶのがむずかしくなってきています。
ここではその選び方のポイントについて触れておきましょう。
① 価格で選ぶ
まずは価格。これは本当に千差万別です。最近は1万円以下で買える機種でも高機能なものが増えてきていますので、最初はこのような機種から試してみるというのはいかがでしょうか。
② 品質で選ぶ
カメラは異変があった時にすぐに気付けるように、表情や仕草など細部まで見える高品質なものを選びましょう。せっかく設置してもいざという時に映像が粗かったり何も見えなかったりしては意味がありません。画素数は最低でも30万画素は確保しておくのがおすすめです。
③ 機能で選ぶ
機能としては以下のポイントをチェック、比較検討しましょう。
④ 追加機能で選ぶ
見守りカメラによっては、警備員が駆けつけるオプションを利用することができます。設置しているカメラの映像から異変を感じた時に警備員に自宅に駆けつけてくれるサービスです。遠方に住んでいたり、何か起きた時すぐに様子を見に行けないなど不安がある場合は、駆けつけサービスがあるものを選ぶと安心です。
4. 「何かあったらすぐ駆けつける」ができない不安を解消するには
見守りカメラを導入することで「何かあった時にリアルタイムに知ることができない」不安は、ある程度解消することができます。しかし、問題はもうひとつの不安、「何かあったと知ることができても、すぐに飛んでいけない」をどう解消するか、です。
この問題を解消する方法のひとつは、見守りサービスの導入です。ALSOKの「みまもりサポート」なら、高齢の親御さんの体調が急に悪くなった時や見守りカメラで異常を察した家族が駆けつけ依頼をした時に迅速にガードマンが駆け付け、しかるべき対処をしてくれます。
また、体調が気になるときには相談ボタンを押すだけでヘルスケアセンターに繋がり、相談することができるサービスもついています。
高性能の見守りカメラや、自宅の外でもGPSで居場所を教えてくれる「まもるっく」を同時に導入することもできます。
見守りサービスなら「年老いた親御さんが倒れた場合に何もすることができない」という最悪の事態を回避することが可能です。この機会に導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
5. 見守りカメラの活用シーン
見守りカメラは家の中にいる家族の様子を確認できるため、介護用カメラとしても活用できます。特に、一人暮らしの高齢の親御さんであれば家の中で倒れたり動けなくなったりしても助けを呼べず、周囲も異変を察知することが困難になります。同居している場合でも、仕事や家庭の用事などで一人にさせてしまうこともあるでしょう。そのような場合に、家族の様子をリアルタイムで確認できる見守りカメラのニーズが高まっており、見守る側も見守られる側も安心して過ごすための有効な手段として、多くのご家庭で利用されています。
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