エビマヨは、子どもから大人まで幅広く人気のあるメニューですが、高エネルギーになりがち。そこで今回は、ひと工夫を加えてエネルギーを抑えつつ、おいしさはそのままに仕上げました。1食あたり200kcal以下でも、食べ応えは十分。シャキシャキ野菜と一緒に、軽やかにいただける納得おかずです。
年齢を重ねると基礎代謝が下がり、消費エネルギー量が減るので同じ食事量でも体重が増えやすくなります。しかし、食べる量を減らしすぎると、栄養が不足したり、ストレスを感じたりすることも……。そこでおすすめなのが、調理の工夫でエネルギーを抑える方法です。
今回紹介する「ヨーグルトエビマヨ」は、マヨネーズを減らしてヨーグルトを加えコクを残しつつ、エネルギーカット。また、エビは揚げずに少量の油で焼けば、エネルギーは気にせず中華料理のエビマヨのおいしさを堪能できます。
エビは高たんぱく・低脂肪なだけでなく、健康維持に役立つ栄養素も豊富に含まれています。特に注目したいのが「バナジウム」。ミネラルの一種で、血中のコレステロールを下げる働きがあるため、動脈硬化の予防に役立つといわれています。また、血糖値を安定させる作用も期待できるため、糖質が気になる方にもおすすめです。
低カロリーの“納得おかず”をぜひお試しください。
材料(2人分)
エビ(殻つき)……180g
レタス……80g
ラディッシュ……1個
とき卵……大さじ1
片栗粉……大さじ2
サラダ油……大さじ1/2
A
塩……小さじ1/4
こしょう……少々
B
ヨーグルト(無糖)……大さじ3
マヨネーズ……大さじ1
トマトケチャップ……小さじ1
砂糖……小さじ⅓
*料理のエネルギー・ 塩分は1人分です。
*野菜類は皮をむくなどの下ごしらえをすませてからの手順を説明しています。
エネルギー 179kcal
塩分 1.2g
料理撮影:石井 宏明
レシピ開発・調理:満留 邦子
著者:満留 邦子(みつどめ くにこ) /管理栄養士 料理研究家
大学の家政学部を卒業後、料理研究家のアシスタントなどを経て、独立。書籍、雑誌、新聞、テレビなど多様な媒体で活動し、料理教室の講師や企業のレシピ開発を手掛ける。特に「家庭料理」を得意とし、身近な材料で作りやすいレシピ作りに定評がある。著書に『料理が楽しくなる圧力鍋レシピ』(成美堂出版)、『今日のうどん』(成美堂出版)、『ごはんのおとも』(成美堂出版)など多数。