2. 効果的な貼り方のポイントは、「一度に3枚、貼りっぱなし」
では実際にどう貼るのが効果的なのかを、ここで改めて確認。貼る場所の探し方は? 枚数は?
「まずは肩や腰のコリやハリを感じる部分を押してみてください。“ここが気持ちいい”と感じるポイントが見つかったら、まずはそこに1枚。次に、その左右に1枚ずつ貼ってみてください。筋肉に沿って貼るのがおすすめです」
計3枚を一度に貼るのがポイントなんですね!
「そうですね、パッケージの絵柄にもあるとおり、1枚よりも複数枚貼ることをおすすめしています。腰のような広い部位であれば、3枚以上でも良いかもしれないです。」
そして松浦さん、先ほどから“貼り続ける”ということを強調していますね?
「そうなんです。これはパッケージにも記しているのですが、数日貼ったままにしておくことで、違いを感じていただけるはず。一日で剥がしてしまうという声が多いので、ここはしっかりお伝えできればと思っています。2〜5日くらいでしょうか。入浴の時も貼りっぱなしでOKなんです」
「一度に3枚、2〜5日貼りっぱなし」、これが違いを感じるコツのようです。この目安を守って、さっそく試してみたいですね。
3. 剥がれにくく、快適な貼り心地。人知れずアップデートされてきたクオリティ
ピップエレキバンは一見すると長年変わらない見た目ですが、クオリティは51年の歴史の中で少しずつブラッシュアップしてきていると、松浦さんは教えてくださいました。
「特に絆創膏は、通気性や伸縮性を改良し、アップデートしてきました。数日は貼り続けてほしい、お風呂でも貼りっぱなしでいてほしい。そういう考えのもと、できる限り剥がれにくく、かぶれにくい仕様を目指してきたんです。現在使用している絆創膏は、薄くて肌によくなじみ、通気性も良好。加えて縦横360度伸縮する素材なので、肌にしっかりとフィットしてくれます」
台紙から剥がして、患部に貼るだけというシンプルステップ。肩や腰のみならず、首から下は全身どこでも使用可能。そして、大人でも子供でも。こりを感じる前に貼っておけば、忙しい時でも効率的に体をいたわることができそうですね。
4. 取材を終えて…
「家庭で手軽に扱える磁気治療器を作ろう」。そんな発想から、ピップエレキバンは1972年に発売されたそうです。粒状の磁石は押圧作用があり、ピンポイントでコリを狙うために考案された形状なのだとか。
匂いもなく、貼るだけの手軽さ。しかも、老若男女を問わないので、部活で運動に打ち込む高校生や、最近ではゲームに夢中の子供たちにもユーザーが増えているといいます。
世代を超えて愛されてきたこのロングセラー商品の最大の魅力は、自分に合った使い方ができるということではないでしょうか。手軽にコリ対策ができて、時間をかけることなく“ながらケア”が可能。毎日の生活に、ぜひ取り入れてみたい一品です。