1. KAERUを使い始めたきっかけはありますか?
認知症と診断された母に、何か楽しみを見つけて元気を出してほしいと思ったからです。認知症と診断されてから外出の予定調整が難しくなり、母はとても気落ちしていました。また買い物することに自信をなくしてしまった母はヘルパーさんに任せきりになってしまい、自分でまた買い物することを諦めかけていました。そんな時、高齢の親とその家族のためのキャッシュレスサービスであるKAERUを見つけ、これがあれば母はまた買い物を楽しめるかもしれないと嬉しくて母にすぐ電話で伝えました。
2. これまでは買い物にどんな課題がありましたか?
一つは書留で現金を送ることの手間とタイムラグが発生することです。これまで母には必要なお金を書留で送っていたのですが、いくら早く送っても配送のタイムラグがあるため母が欲しい時にすぐ渡すことができないのは課題でした。
もう一つは離れていると現金管理が大変だったことです。一時期は数百枚も小銭が溜まってしまったり、用途がわからない会計があるなんてこともありました。今思えば現金を使って買い物をすることで、「自分の生活を自分でしている」という実感を感じたい思いが母にはあったのではないかと思います。だからこそ買い物はずっと楽しんでもらいたいけど、管理がとても大変でもどかしさを感じていましたね。
3. KAERUを使ってどう課題が解決されましたか?
まず1つは、KAERUでは利用限度を設定することで買いすぎを防いでくれるため、母も無駄な心配をすることなく買い物を楽しめるようになったことです。これまでは特に食べ物などを買いすぎてしまうと捨てなくてはならず、母はその度に心を痛め、買い物への自信を失っていっているようでした。でもKAERUを使えばそもそも買いすぎをなくせるため、そんな心配もなくなります。おかげで母はまた少しずつ買い物に対する自信を取り戻してきているように思います。
2つ目は、私がお金をチャージするだけで母のカードですぐ使えるようになるので、好きなタイミングで買い物をしてもらえるようになったことです。これまで書留で送る際はタイムラグがあったため、例えば母がその日に美容院行きたいと思っても、お金が届くまで待つ必要がありました。KAERUならすぐにお金をカードにチャージできるので、母の好きなタイミングで出かけるのを叶えてくれます。
3つ目は、お買い物をした際に私にアプリを通してお知らせが来るので、離れていても安心できることです。母から連絡をもらわなくても何にいくら使ったかがわかるので、管理をしなくていいのはとてもありがたいです。また、早めにKAERUを導入することで、認知症と診断されていない方でも購買傾向から早期にキャッチできる可能性があります。本当に困る前にKAERUによる支援がスタートできれば、現金しか使えなくて小銭だらけにならずとも、プライドを傷つけることなく親子良好な関係を築くことができるのではないかと思います。
4. KAERUはどんな人におすすめのサービスですか?
離れて暮らしている親御さんが心配でも仕事や育児が手一杯で身動きが取れなかったり、親御さんの介護にどう携わったらいいかわからない方におすすめしたいです。KAERUならたった数分カードにチャージをするだけで、親が好きなタイミングで好きな買い物をするサポートをいつでもすることができます。これなら忙しい人でも簡単にできますよね。
それにKAERUは購入を知らせてくれるので、電話で「何を買ったの?」「最近何が好きなの?」など会話のきっかけも作ってくれます。物理的に常にそばにいるのは難しくても、そうやって声をかけて親の心に寄り添うのも立派な介護だと思います。