今感じている腰の痛みや尿もれ、体型の変化などのお悩みは骨盤のゆるみやゆがみが関係しているかもしれません。ふだんの生活の中で注意すべき点などをご紹介します。

1. どうして骨盤がゆるむの?

現代と比べ、昔の人は歩く、しゃがむ、立つといった動作をすることが多く、日常生活の中で自然と体の靭帯や筋肉が鍛えられていました。
 
生活様式の変化からあまり体を動かさなくなった現代人は、昔の人と比べると筋肉や靭帯が弱くなっているため、骨盤もゆるみやすくなっています。
 
特に女性は妊娠・出産や加齢などによる筋力の低下によって骨盤がゆるみやすいという傾向があります。
どうして骨盤がゆるむの?

2. ふだんの姿勢が体のゆがみにつながっている……?

背骨は、首の骨(頸椎)~お尻の骨(尾骨)が積み木のように重なってできており、横から見ると緩やかなS字状にカーブしています。このカーブを保つことで、5kgあるといわれている重い頭を体全体でバランスよく支えることができるのです。
 
ただ最近はこのS字状のカーブが崩れた「ストレートネック」や「フラットバック」と呼ばれる体型の方が増えており、首や腰など体の各所の不調を訴える方が多いという傾向があります。
 
ふだんの姿勢が体のゆがみにつながっている……?

3. ストレートネックになるとどうなるの?

スマートフォンを見るときなどに、長時間首を前に傾けることで首のカーブが浅くなるストレートネックは、頭の重心が前に移動し、首の筋肉だけで頭を支えることになるため、首や肩のこり、頭痛、目のかすみ等の不調につながりやすくなります。

ストレートネックになるとどうなるの?

4. 骨盤をゆがませない座り方

まずはふだんの座り方を見直しましょう!
 
骨盤の形を保つには、“あぐら・片膝立てあぐら・正座” の姿勢がおすすめです。椅子に座るときは、足の裏をつけて坐骨を立たせるように座りましょう。
骨盤をゆがませない座り方

5. 要注意な座り方

□正座の足を横に出し、姿勢を崩して座る「横座り」
⇒骨盤にかかる負荷に左右差が生じます。また、そのバランスを保つために背骨もねじれてしまいます。
 
□両ひざを広げ、お尻を床につける「ペタンコ座り」
⇒骨盤がゆるみ、骨盤底も広がりやすくなります。
 
□椅子に浅く腰掛ける「猫背な座り方」
⇒背骨や仙骨(お尻の中心)に負担がかかるだけでなく、みぞおちに押されて内臓が下がり、圧迫されやすくなります。
要注意な座り方
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著者:トコちゃんベルトの青葉

製造業

年齢を重ねても美しく輝き続けるには、無理をせずターニングポイントと向き合いながら行う「健康な体づくり」が大切です。健康で輝ける未来への1ページをお届けします。

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