1. 介護の相談先はどこ?
介護を始めるときに相談できる場所は、次の7箇所です。
1.地域包括支援センター
地域包括支援センターは、その地域に暮らす高齢者の生活や介護について何でも相談できる窓口です。
在籍する社会福祉士や保健師、主任ケアマネジャーなどのスタッフが、親身に相談に応じてくれます。
地域包括支援センターは住所ごとに管轄が分かれていますので、お住まいの地区のセンターがどこにあるのか分からないという方は、市区町村役場に直接尋ねるか、パソコンやスマホで「地域名 地域包括支援センター」と検索すると見つかります。
2.市区町村の介護保険担当窓口・社会福祉協議会
お住まいの市区町村役場の介護保険担当窓口や社会福祉協議会でも、介護の相談ができます。
役所の窓口では、相談と同時に要介護認定の申請など、介護保険を利用する手続きも行うことが可能です。
また、経済的な不安がある方は、介護費用の減免制度や、生活福祉資金の貸付け、生活保護に関する相談もできます。
3.医療機関の相談窓口
通院している医療機関に相談することも可能です。
医療機関によっては、医療や介護、福祉に関する相談ができる「医療福祉相談室」などの部署があります。医療ソーシャルワーカーが患者本人やその家族からの相談を受け付け、必要があれば、ほかの専門相談機関を紹介してくれます。
4.民生委員
民生委員は、厚生労働大臣から委嘱を受けた地域の相談員です。地域住民の立場から生活や福祉に関する相談に応じています。
また、高齢者だけの世帯や一人暮らしの高齢者が地域から孤立しないよう、日々の見守りや声かけを行い、変わったことがあれば、家族や支援機関、行政などに連絡を入れてくれるなど、頼りになる存在です。
離れて暮らす家族のことで不安や心配事のある方は、地域の民生委員に相談するのも選択肢のひとつです。お住まいの地区の民生委員が誰か、またその連絡先が分からない場合は、市区町村役場の福祉課などへ問い合わせると教えてもらえます。
5.介護経験者・知人
家族介護の経験がある人や、介護の仕事をしている知り合いがいれば、その人に相談してみるのも良いでしょう。
介護サービスの使い方や施設選びなどについて、経験をもとに具体的なアドバイスをくれるかもしれません。
6.家族会・交流会
地域によっては「介護家族の会」や「介護家族交流会」といった介護を受けている方やその家族が集まり、介護の悩みを話し合ったり、情報交換を行ったりできる場があります。
家族会や交流会は、介護に携わる家族同士で悩みを共有し、お互いに支え合うことができる貴重な場所です。
地域の家族会や交流会の情報は、自治体のホームページなどで知ることができます。
7.SNSのコミュニティー
フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSのコミュニティーで、相談相手を探すことができます。
ケアラー同士で介護の悩みや心配事を相談したり、情報交換を行って交流を深めることで、悩み事の解決策が見つかる場合もあるでしょう。
2. 困った時にはいつでも相談を
初めての介護は、誰でも不安に思うものです。
何をどこに相談したら良いのかわからず、一人で悩みを抱え込んでしまう人も少なくありません。
誰かに相談すると、気持ちが楽になるうえに、問題解決につながる場合もあります。介護のことで不安や心配事があるときには、今回ご紹介した相談先を積極的に活用してください。