1. 急に現実味を帯びてきた親の介護、癒しに欠かせないのは……
まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。私は今、家電ライターとして、家電メーカーを取材したり、最新家電を日常生活に取り入れたりしながら、さまざまな家電情報を発信しています。家族は夫と高校生の息子、そしてチワプー(チワワとトイプードルのミックス犬)。フリーランスのため自宅で仕事することも多いせいか、家事分担に失敗し、ほとんどの家事を私が担っています。そんなリアルな経験を交えつつ、家電がどのように暮らしに役立ってくれるのか、リアルな生活者目線を意識しています。
そんな私が介護について真剣に考え始めたのは、およそ半年前のこと。父が突然、心筋梗塞で倒れたのです。幸い、手術が早かったため大事には至らなかったものの、今度は母がひどい帯状疱疹になり、激しい痛みで苦しむことに。そのため車で30分のところに住んでいる私が、父の退院の迎えに行ったり、母を病院に連れて行ったり、という生活が始まりました。今は、父は落ち着いているものの、母は治療が遅れたこともあって帯状疱疹後神経痛に移行してしまい、痛みがひどくて家事が思うようにできないようです。
このような経緯で、今も通院と家事のサポートをしていますが、これが結構な負担。いや、頭の中では負担とは思っていないつもりでも、常に「あれもこれもやらなきゃ」と時間に追われるようになり、深呼吸しないと息苦しく感じることも増えたのです。
そんなときの私の癒しが、大好きなコーヒーを飲むこと。もともとコーヒーが大好きで、自宅にもコーヒーメーカーを5台並べて喜んでいるほどです。いつもは豆から挽ける全自動コーヒーメーカーを使うことが多いですが、忙しくてゆっくりコーヒーを楽しむ時間がない今、もっとも愛用しているのが、サッと淹れられてお手入れも簡単なUCCのドリップポッド(DP3)です。
写真下:すき間時間にひと息つきたいとき はUCCのドリップポッドが便利。
2. ワンタッチで風味豊かなコーヒーを抽出!
ドリップポッドは、いわゆるカプセルコーヒーマシンです。専用カプセルの中に挽きたてを密封パックに閉じ込めたコーヒー粉が入っているので、飲みたいときに、カプセルと水をセットしてボタンを押すだけ。最適な温度の湯を一度注ぎ、しっかり蒸らして粉を膨らませてから、均一なスピードでお湯が注がれ、抽出してくれるのです。
コーヒーは、空気に触れると酸化が進み、特にコーヒー粉の状態ではあっという間に風味が落ちてしまうため、私もふだんはできるだけ豆の状態で購入して真空状態で保管し、飲む直前に挽くようにしています。その点、カプセルコーヒーは真空状態で密封されているので、粉の状態でも酸化が抑えられ、風味豊かなコーヒーが抽出できるのです。
お手入れも簡単で、淹れ終わったらカプセルを捨てるだけ。あとは適宜、ポットホルダーや水タンク、ドリップトレーを外して洗います。コーヒーフィルターやコーヒーサーバーなどの洗い物がないので、とても手軽です。
3. コーヒーの種類豊富で本格カフェ気分
ワンタッチで淹れられる手軽さもさることながら、私が気に入っているのは、コーヒーそのものがおいしく、種類も多彩なこと。そもそもUCCのコーヒーだから、味は間違いないわけですが、カプセルの種類も「鑑定士の誇り リッチブレンド」や「ブルーマウンテンブレンド」「モカ&キリマンジァロ」など多彩で、本格カフェのように選ぶことができます。
ちなみに私は酸味が強いタイプが好きなので、「モカ&キリマンジァロ」を飲むと、スッキリした気持ちになります。また「マンデリン&ブラジル」は苦味や甘み、コクがしっかり感じられるので、この後、また頑張りたいときに選んでいます。カプセルは1箱12個入りで998円(一部除く)なので1杯あたり約83円の計算に。メーカーでは常時15種類前後を用意していますので好みに合わせて購入できます 。
コーヒーだけでなく「深蒸し静岡煎茶」や「アールグレイ紅茶」もあるので、急須やティーポットを用意せずにサッと淹れられるのは便利ですね。専用カプセルにない種類のコーヒーを淹れたい場合は、付属の専用フィルターにコーヒー粉を入れて抽出することもできます。
4. 簡単に淹れられるから、コーヒー好きのシニアにもおすすめ
コーヒーは私にとって癒しをもたらしてくれるものですが、母も昔からコーヒーが大好きで、私が家に行くと、「コーヒーを飲もう」と誘ってきます。ただ今までは、コーヒーケトルでお湯を沸かして、手でドリップして淹れていた母も、今はキッチンに立つのがとても辛そうなので、このドリップポッドをすすめてみようと思います。
忙しい日常の合間にひと息入れたいとき、おいしいコーヒーはいかがですか。