これまで5回の記事で「ダブルケアとは何か?」についてお伝えしてきました。今回の記事ではダブルケアラーの内面について、さらに制度のすき間を埋めるようなサポートもお伝えしていきます。
1.コミュニティに入る
コミュニティに参加してダブルケアの仲間を探してみるのをおすすめします。悩みを話すだけでも気は楽になります。また制度、サービスについての情報交換が出来る場でもあります。自分自身で調べるよりも体験者から聞く方がより多くの情報を得ることができます。
2.エッコロ共済
エッコロ共済とは生活クラブが運営している、制度のすき間を埋めてくれるようなサポート制度です。「困ったときはお互いさま!」が合言葉です。制度内容はそれぞれの生活クラブによって異なります。山梨、静岡、青森、ふくしま、福祉クラブ、滋賀では2023年8月時点では行っていません。
具体的に東京都の生活クラブのエッコロ共済の活動例を見ていきましょう。
①困ったことを手伝うケア
庭の水やり、ごみだし、ペットの世話、鍵の預かり、留守番、引っ越しの手伝い、粗大ごみや重いものの移動、着物の着付けの手伝いなどをお願いできます。
②子どもを預かるケア(送迎を含む)
子どもの預かりと送迎をお願いできます。
③加入者、または家族の入院・在宅療養時のケア
通院・入院時の付き添い、簡単な家事(掃除・洗濯・買い物・食事の準備など)、家族の見守り等をお願いすることができます。
基本的に介護など専門的なことはお願いできません。介護保険サービス、子どもの一時預かり等のものではなく、ちょっとしたお願いことができるサービスです。
3.ナース家政婦
看護師が家政婦としてサポートしてくれるサービスです。一般的な家事支援サービスから、子育て支援、産前産後サポート、外出・受診サポート、入院中の付き添い、介護支援、健康相談、メンタルサポート、お看取りサポートなど幅広く対応することができます。
基本的にナース家政婦は医療行為を行えません。しかし場合によっては経管栄養、吸引、創傷(そうしょう)処置、褥瘡(じょくそう)処置、与薬、酸素のオンオフ、インシュリンなどご家族が在宅で行えるような医療行為を行うことができます。必要な場合は契約の際に確認してください。
著者:山本みどり
大学病院のNICU(新生児集中治療室)で勤務後、精神科、訪問看護を経験。
現在は小児発達ケア専門訪問看護ステーションで発達障がいと診断された子どもやそのご家族へ小児発達ケアを行っている。
食から身体のことを整えたいと思い、プライベートでは中医学・薬膳を学んでいる。
【経歴】
看護師/Webライター
看護師歴6年 NICU、精神科、訪問看護(成人・精神特化・小児発達ケア)
家政婦やベビーシッターとしても働いている。