シニアと行きたい旅行先を、トラベルライター間庭典子がご紹介! 今回、訪れたのは南米への旅気分を味わえるお出かけスポット。神楽坂にありながら、アンデス山脈に生息するアルパカと触れ合える隠れ家があるんです。

1. 驚き!新宿区の神楽坂にアルパカが出現!心はアンデス山脈へ

日帰りスポットでも十分、旅気分は味わえます。今日、ご紹介するのは神楽坂にあるアルパカふれあいランド。都営大江戸線「牛込神楽坂」駅から1分、東西線「神楽坂」駅からも約5分というここは、アルパカと触れ合って交流ができる都内でも珍しい施設なのです。
 
新緑に包まれたような壁紙の部屋で暮らすのは、今年5歳になったさつきちゃんとあかねちゃん。もともと、関東近郊の牧場から神楽坂へやってきたこの2頭は、穏やかな性格のアルパカたちのなかでも特に人懐っこく、ここでトレーニングを重ねることでさらにフレンドリーに。今では初対面のゲストにも心を許し、ぺたんと座り込むほどに。アルパカは草食動物のため、警戒心が強く、安心していないと座らないのですが、ときには床でごろごろ。おやつをあげると臆することなく人間に近寄って、手のひらからもぐもぐと食べます。首や胴体を撫でてあげると気持ちよさそうにし、笑っているような表情に。そんなキュートな2頭をもふもふし放題なんて、究極の癒し! ちなみにアルパカさんは約半年交代で牧場からやってくるそうです。どの子に会えるかはお楽しみ 。
 
とはいえ体長約2m、体高約1mとアルパカは結構大きくて、動物に慣れていないと怖いと感じる人もいるはず。そんな場合でも大丈夫。まずは柵の外から挨拶したり、柵の中でも目線が合う高さに登れる台のような囲いを設置しているので、自分のペースで徐々に触れ合えます。どうしても怖いという場合でも、柵の外にはカウンターテーブルがあるので、そこから記念撮影をしたり、さわってみることができます。
 
アルパカは臆病な動物なので、ちょっとした音に敏感だったり、視界の届かない背後を触られると驚いたりします。ちょっとした物音にも怯えるあまり、威嚇してつばをはくことも! 大声を出したり、脚をいきなり触ったりするのは厳禁ですが、お互い徐々に慣れていけば、心の垣根もなくなり、もっと仲良しになれますよ。
 
写真下:おやつを手のひらから食べるほど人懐っこいアルパカたち。
驚き!新宿区の神楽坂にアルパカが出現!心はアンデス山脈へ

2. セラピー効果も期待できる、もふもふ体験はクセになる⁈

驚いたのはアルパカがすごく清潔好きだということ。ヤギや牛などの草食動物はいつでも逃げられるよう、フンをぽろぽろとするものですが、アルパカは決まった場所でしかトイレをせず、毎朝の散歩でも外でおしっこをすることはないそう。そのため、施設内の床はいつもきれいで、そのまま座っても気にならないほど。
 
また寒い地方に順応するため汗をあまりかかない体質なのも特徴。身体に抱き着くように顔をうずめても、いわゆるけもの臭さがなく、ほぼ無臭なんです。それも意外! あんなにもこもこ、ふわふわしているのに。
 
穏やかな性格で、ぬいぐるみのような可愛らしさと清潔感。あまり動物に慣れていない層でも交流しやすいので、親子で飼育員体験にチャレンジしてみるもいいかも。なでなですることに慣れたらブラッシングして、お世話をしてみましょう。南アメリカのアンデス山脈などの高地に生息するアルパカは、暑さや湿気が苦手。ふわふわとした毛がからまると、体の熱を逃がさなくなり、元気がなくなってしまうそう。そのため、こまめなブラッシングが欠かせないのだとか。ブラシをかけた後は空気がすっと抜けて、涼しく快適に過ごせます。毛はさらにふわふわと柔らかくなり、心なしか表情もうれしそう。
 
写真下:ブラッシングするなどのお世話体験も。もふもふした毛並みに癒される。
セラピー効果も期待できる、もふもふ体験はクセになる⁈

3. 驚くほどきれい好きでおっとりとした性質のアルパカ

日常で接することのないサイズの動物なので、犬カフェや猫カフェよりもハードルが高いと感じる人も多いかもしれませんが、経験豊かな飼育スタッフが解説してくれ、どう扱ったら喜ぶかを教えてくれます。記念写真撮影でも自然に笑顔になれますよ。これは記憶に残る記念撮影になる! おすすめです。

 

実際、動物と触れ合い、交流することは感情が豊かになる、心が安らぐ、そして行動意欲がわくというセラピー効果もあります。精神面だけでなく、血圧や脈拍が落ち着くなど、身体的な変化も期待できるという報告もあるそう。ちょっと気分がふさぐとき、元気になりたいときに試してみるのもいいかも。実は高齢者にこそ、おすすめしたいアクティビティなのです。

 

10時から18時まで30分1人1000円(土日祝は1200円)で「もふもふ体験」ができます。4歳から高校生までは子供料金の500円(土日祝は600円)で参加できるので、孫との体験、なんていうのもいいですね。あまりの可愛さに通いつめたくなるビジターのために6枚つづりで5000円の回数券も発行され、複数名での利用もOK。1度に10人までは入館できるので、グループで訪れることもおすすめです。

 

写真下:穏やかでフレンドリーなアルパカと触れ合うことでセラピー効果も。

驚くほどきれい好きでおっとりとした性質のアルパカ

4. 元気をチャージした後は神楽坂散歩を楽しもう

お隣にはアルパカアイテム専門の姉妹店アルパカワールドが。ふわふわの毛のぬいぐるみなどと共に、アルパカモチーフの文房具や雑貨、コップ洗いに便利な首の長いアルパカスポンジなど、ユニークなアイテムが並んでいます。アルパカの上質な毛糸で編んだペルー製のセーターやマフラーなど、アルパカ製品はおみやげにもぴったり。
 
歩いてすぐの距離には神楽坂の毘沙門天さまとして知られる善国寺、建築家・隈研吾氏が再建時に監修し、モダンな社やカフェが見どころの赤城神社などもあり、神楽坂散歩を楽しめます。毘沙門天さまの前には通販も人気のシニア向け雑誌『ハルメク』の実店舗があるなど、ショッピングが楽しいエリアでもあるので、アルパカとのもふもふ体験で元気をチャージした後は、神楽坂を散策してみましょう。疲れたら神楽坂の名店カフェでひと休み。老舗の和菓子屋さんを巡ってみるのも楽しいし、リトルパリと呼ばれるほど本格的なフレンチレストランも多く、雰囲気のある石畳もあるので、いつもよりたくさん歩けそうです。
 
これもまた、小さな旅。都心でありながら、江戸情緒のある街並みや、賑わう商店街に刺激を受け、身も心もパワーアップできそうですよ。
 
写真下:お隣はアルパカグッズの専門店。アルパカの毛糸のセーターやショールも。
 
東京都新宿区岩戸町19番地 一五屋ビル102
03₋5227‐6088
元気をチャージした後は神楽坂散歩を楽しもう
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著者:間庭典子(まにわのりこ)

中央線沿線の築30年以上の一軒家に後期高齢者の両親と同居する50代独身フリーランス女子。婦人画報社(現ハースト婦人画報社)「mc Sister」編集者として勤務後、渡米。フリーライターとして独立し、女性誌など各メディアにNY情報を発信し、「ホントに美味しいNY10ドルグルメ」(講談社)などを発行。2006年に帰国し、現在は日本を拠点に、旅、グルメ、インテリア、ウェルネスなど幅広いテーマの記事を各メディアへ発信。旅芸人並みのフットワークを売りとし、出張ついでに「研修旅行」と称したリサーチ取材や、さびれた沿線のローカル列車で進む各駅停車の旅を楽しむ。全国各地の肴を味わえる地元の居酒屋やスナックなどの名店を探すソロ活動も大好き。

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