毎日の朝食づくり、忙しいからあまり時間はかけたくないけれど、栄養には気を遣いたい……と葛藤している人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな人におすすめしたいレコルトの「自動調理ポット」をご紹介します!

1. 材料を入れるだけで煮込みからすりつぶしまで

家族や自分の健康のことを考えたら、朝から野菜たっぷりのメニューを用意したいですよね。私も息子が小さいころは、複数の野菜がまとめて摂れる野菜のポタージュをよく作っていました。野菜を鍋でぐつぐつ煮込み、一度ミキサーに移してすり潰してから、また鍋に戻して味を整える。かなり面倒です。
 
その後ハンドブレンダーを購入し、ミキサーに移す工程がなくなったものの、やはりつきっきりで作業しなければならないので、時間がない朝はパンとフルーツだけで済ませることも多くありました。そんなときに出会ったのが、レコルトの「自動調理ポット」の前モデル(ソイ&スープブレンダー)。以来3年近く、週3回は活用するヘビロテアイテムになっています。
 
自動調理ポットとは、電気ケトルのようなポットの中にミキサーの刃が搭載されており、材料や調味料を入れたらボタンを押すだけで、材料を煮込んでからミキサーにかけて自動でポタージュを作ってくれるんです。つまり、ほったらかしで野菜たっぷりポタージュが完成する優れもの。
 
ここで私がよく作るポタージュをご紹介します。材料は、ブロッコリー、じゃがいも、玉ねぎ、ベーコン、コンソメ、豆乳。これらをザクザクと切って順にポットに入れ、「ポタージュ&ペースト」モードを選択します。すると煮込みから調理が始まり、約30分後にはとろとろ、熱々のポタージュが完成! 日によってはブロッコリーの代わりにほうれん草や小松菜を入れたり、シメジやニンジンを追加してみることもあります。今まで手間をかけて作っていたポタージュがこんなに簡単に作れて、しかもおいしいとくれば、もう手放せません。
材料を入れるだけで煮込みからすりつぶしまで

2. 朝食にスープを飲むとイライラが緩和?

ところで日本スープ協会 (東京・新宿)によると、朝、温かいスープを飲むと、さまざまなメリットがあるといいます。まずは体温の上昇。朝は1日のなかでもっとも体温が低い時間帯ですが、朝食を摂る、それも65℃以上の温かいスープを飲むことで、足先の温度が2℃以上も上昇し、深部体温も上がったそう。そもそも日本人の体温は約60年前より1℃下がっているといわれていますが、体温が低いと内臓の働きが低下したり、代謝や免疫力が落ちるなど、体調不良の原因になります。
 
さらに温かいスープを飲むと、脳の後頭部を中心にα波が出現する  ことから、緊張感やイライラが緩和された状態になることがわかったといいます。スープを飲むとなんとなくほっこりした気持ちになるのは、理由があったのですね。ゆらぎ世代の私たちには、いいこと尽くしかもしれません。
 
そんな野菜たっぷりスープがほったらかしで作れる自動調理ポットには、5つのモードが搭載されています。1つめは先述の「ポタージュ&ペースト」モード。ほか、大豆から豆乳とおからを作る「ソイミルク」モード、具材の形を残したスープやおかゆを作る「スープ&おかゆ」モード、冷たいスムージーなどを作る「ジュース&クリーン」モード、75℃前後で保温する「ウォーム」モードです。
朝食にスープを飲むとイライラが緩和?

3. 朝食によく合うコーンポタージュ、かぼちゃのポタージュ

ブロッコリーのポタージュ以外に筆者がよく作るのが、コーンポタージュ。といってもコーン缶を使うので、野菜を切る手間もなく、作るなんておこがましいのですが(笑)、濃厚でなめらかな仕上がりは、レストラン(それもちょっと高級な)で出されるポタージュと遜色ないほど。材料は牛乳、コーン、バター、塩のみです。
 
また、かぼちゃの甘みが味わえるかぼちゃのポタージュも、わが家の人気メニューの1つ。材料は、牛乳、玉ねぎ、かぼちゃ、バター、塩ですが、面倒な時はかぼちゃも玉ねぎも冷凍野菜を使ってしまうので、これまた投入するだけ。こちらも朝食にぴったりのポタージュです。いずれも30分前後で完成。
朝食によく合うコーンポタージュ、かぼちゃのポタージュ

4. 食欲がない時には、優しい味わいのおかゆを

おかゆが簡単においしく作れるのも、自動調理ポットの得意ワザです。おかゆは炊飯器で作ると一度にたくさんできてしまうため、ちょっと食欲がない日におかゆが食べたいな、と思ったときは、いつもレトルトを利用していました。でも、これなら1-2人分にちょうどいい量が作れます。
 
中華がゆの材料は、水、ごま油、生米、しいたけ、しょうが、鶏ももひき肉、塩。肉から出るうまみが染み込み、中華ならではのしっかりしたおいしさが味わえるため、よく作るお気に入りです。こちらも30分前後で完成。
食欲がない時には、優しい味わいのおかゆを

5. おもてなしにもぴったり「エビのビスク」

最後に私が感動したレシピをご紹介します。それが、エビの風味豊かな「エビのビスク」。家ではなかなか作ろうと思わない(作れるとは思えない)メニューですが、この自動調理ポットでは、乾物の桜エビを使うことで、本物  のエビのビスクかな、 と思えるほどに、見た目も味も満足度が高い仕上がりです。
 
ちなみに材料は、牛乳、トマトの水煮、玉ねぎ、乾燥桜エビ、バター、粉チーズ、塩。乾燥桜エビは30g必要なので、購入すると意外と高く感じますが、これでエビのビスクが作れれば安いもの? 来客時に出すと、とっても喜ばれます。
 
ほかにも大豆から豆乳が作れるモードもあります。以前作ったことがありますが、豆乳を絞った後のおからも新鮮でおいしかったですね。ただ準備が面倒だったので、一度作ったきりです。
おもてなしにもぴったり「エビのビスク」

6. ほったらかしスープで心身ともにフレッシュな朝を

朝食づくりをラクにしたいという思いで使い始めた自動調理ポットですが、時間に余裕ができたメリットはとても大きかったです。疲れが抜けない朝でも材料を入れるだけなので「今日もちゃんと朝食が作れなかった」という罪悪感から解放されました(笑)。そして朝スープを飲めば、内臓も元気に動き出し、ストレスも緩和されるとくれば、長い目で見ても心身のリフレッシュにつながりそう。
 
いずれにしても、私をはじめファンの多いアイテムですので、ぜひチェックしてみてください。
 
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著者:田中真紀子

家電ライター。早稲田大学卒業後、損害保険会社を経て、地域情報紙に転職。その後フリーとなり、住まいや家事など暮らしにまつわる記事を幅広く執筆する。結婚、出産を経て、子育てと仕事の両立に悩む中、家事をラクにしてくれる白物家電、エステに行けなくても自宅美容できる美容家電に魅了され、家電専門ライターに。現在は雑誌、webにて執筆するほか、専門家として記事監修するなど年間300近い記事に携わる。企業コンサルタント、アドバイザー業務、テレビ・ラジオ出演も多数。自宅には常に200を超える家電があり、日常的に使用しながら、生活者目線で情報を発信している。親の介護問題が間近に迫ったアラフィフ。夫、息子(高校生)、犬(チワプー)の3人と1匹暮らし。
ホームページ https://makiko-beautifullife.com/

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