⑴コミュニケーションの種類
コミュニケーションには大きく分けて2種類あります。
・言語コミュニケーション:会話や言葉をつかったコミュニケーション
・非言語コミュニケーション:言葉以外の方法で伝えるコミュニケーション
一般的には何を話すかが重要であると言われています。しかし、実際に相手の記憶に残るのはほとんどが非言語的コミュニケーションです。
「話の内容」はたった7%しか印象に残らないという研究結果もあります。
非言語的コミュニケーションは「見た目」と「話し方」だけでなく「表情」「しぐさ」「目線」なども含まれます。
これらは93%も相手の記憶に残るとされています。
非言語的コミュニケーションは相手を理解することにおいて重要な役割を果たしています。
コミュニケーションは言葉や表情などで相手を理解することですが、最も大切なのは相手と波長を合わせることです。
波長を合わせるポイント、さらに相手との関係性を深める傾聴について説明します。
⑵波長合わせについて
①声の大きさ、高さ、口調の速さを観察する
・相手が大きい声を出したら自分も大きな声で話す
・相手が高いトーンで話したら自分も高いトーンで話す
・相手がペラペラと話し出したら自分もペラペラと話す
相手のペースにすべてを合わせます
②体の動きを観察し、動き方を合わせる
・相手が前かがみになって話している場合は自分も前かがみになって話す
・相手が腕を組んで話している場合は自分も腕を組んで話す
・相手が手を振って話している場合は自分も手を振って話す
自分の動きを相手の動きにすべてを合わせます
③相手と呼吸を合わせる
・相手が深呼吸をするときは自分も深呼吸をする
・相手が早く息をするときは自分も早く息をする
・相手が息を止めるときは自分も息を止める
自分の呼吸を相手の呼吸にすべてを合わせます
相手と波長を合わせると、居心地の良い空間が作ることが出来、自分の提案が通りやすくなります。
⑶傾聴について
傾聴する事で相手との関係性がより深まります。
ご両親がデイサービスの日なのに行きたくないと言っています。原因は腰痛のようです。
どのように会話を進めればよいでしょうか。
①ご両親の言った言葉を繰り返して確認する
「腰が痛い」→「腰が痛いんだね」
②話の内容をまとめる
「昨日の夜から腰が痛くてデイサービスに行きたくないのんだね」
③ご両親の気持ちに寄り添った言葉を返す
「腰が痛くて辛かったね、気づかなくてごめんね」
④あいづちを打つ
「へぇ、そうだったの」
「うん、うん、辛かったね」
会話の時に「あいうえお」「はーへーほー」を使います。
例えば「ああ」「いいね」「うんうん」「ええ」「おお」という感じであいづちを入れることによって相手に興味や関心を示し、話が続けやすくなります。
⑤黙って話を聞く
時には黙って話を聞き、心を汲むことも大切です。
⑥さらに会話を進めたいときに、もっと話を聞きたい姿勢を示す
「腰が痛いということが、デイサービスに行きたくないという理由なんだね」
「じゃあ、今日はどうする?」
以上が波長を合わせるポイント、相手との関係性を深める傾聴というコミュニケーションの基本となります。
介護の場面だけでなくご家族や職場などでもお試しください。