介護においてレスパイトケアとは、介護者をケアするための支援サービスのこと。
 
介護者が一時的に介護から離れて、リフレッシュする時間を持てるようにすることがレスパイトケアの目的です。
 
今回は、そんなレスパイトケアについてご紹介します。

1. レスパイトケアが必要な理由

どんな人でも介護を毎日続けていると、疲れてしまいますよね。疲れが溜まったまま介護を続けると、いずれ心身ともに限界に達し、介護者自身が体を壊してしまいます。
 
介護は先の見えない長期戦だと言われます。だからこそ、無理のない介護を続けていくには、一時的でも介護から離れて、日頃の疲れを回復するための時間が必要です。

2. 介護から離れることに後ろめたさを感じる必要はない

在宅介護をしている方の中には、一時的でも介護から離れることに後ろめたさを感じる人も少なくありません。
 
しかし、介護者の健康状態が悪化して在宅介護を続けられなくなると、介護者も介護される方も共倒れ状態になってしまいます。
 
そうなってしまう前に、介護者をケアする「レスパイトケア」を有効に利用して介護者の健康を保つことが大切です。
 
レスパイトケアに後ろめたさや罪悪感を覚える必要はありません。むしろ、レスパイトケアを活用して息抜きをするからこそ、長期戦の介護に立ち向かうことができるのです。
介護から離れることに後ろめたさを感じる必要はない

3. レスパイトケアとして利用できる主なサービス

レスパイトケアとして利用できる主なサービスを紹介します。
 
①介護保険で利用できるサービス
・ショートステイ
自宅で介護を受けている高齢者が、短期間だけ施設に宿泊できるサービスです。1泊から最大30日間まで連続で宿泊できます。
 
このサービスを利用できる施設は、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、小規模多機能型居宅介護、有料老人ホームなどです。
 
まとまった休息を取ることができるので、このサービスの利用中に旅行に出かけて、気分転換を図る人もいます。また、冠婚葬祭や出張、介護者の体調不良や急な入院などでも利用可能です。
 
日頃からショートステイを利用して、スタッフと顔なじみの関係になっておくと緊急時でも安心して利用できますよ。
 
・デイサービス(通所介護)
デイサービスセンターなどの施設に通って、食事や排せつ、入浴などの介助や機能訓練、健康チェックなどが受けられるサービスです。
 
主に朝から夕方までの介護を任せられるので、介護者はその間ゆっくりと休息を取ることができます。
 
②医療保険で利用できるサービス
・レスパイト入院
レスパイト入院は医療保険で利用できるサービスです。
 
夜間のかく痰吸引や経管栄養の管理が必要な方、気管切開をしているなど、ショートステイでは対応が難しい医療的ケアが必要な方が対象です。
 
レスパイト入院ができる期間は、一般的に1〜2週間程度となっています。治療目的の入院ではないので、基本的に入院中に検査などは受けられません。

4. レスパイトケアの利用はケアマネジャーに相談を

レスパイトケアは、要介護の人はもちろん、要支援の方も利用可能です。
 
利用したい場合は、予約やサービスの利用調整が必要となるため、担当のケアマネジャーに相談をしてください。
この記事の提供元
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著者:中谷 ミホ

福祉系短大を卒業後、介護職員・相談員・ケアマネジャーとして介護現場で20年活躍。現在はフリーライターとして、介護業界での経験を生かし、介護に関わる記事を多く執筆する。
保有資格:介護福祉士・ケアマネジャー・社会福祉士・保育士・福祉住環境コーディネーター3級

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