さまざまな詐欺事件や情報漏洩などのニュースを見聞きするたび、「自分は大丈夫か」と不安になる気持ちもわかります。しかし、過度に怖がることはありません。スマホをしっかりと安全に楽しく使うために、いくつかの注意点を知っておきましょう。

1. アカウントやパスワードはメモし、手元で厳重に管理!

スマホで使うLINEなどのアプリは、名前やパスワードなどの利用登録をすることで使い始められます。こうして登録した内容は、ログイン時や、スマホの買い替え、アプリが不要になって退会する時などに必要です。

パスワードやアカウントをスマホやパソコンに記録させる方法もありますが、親世代とケアラーが共有するなら「ノートなど紙にメモして保存する」のが確実です。その際、メモを残したノート自体が紛失・漏洩しないように、しっかり施錠して保管しましょう。
 
また、「あれ、こんなアプリに登録したかしら?」と言ったような、全く使わなくなった不要アプリは、しっかりと退会手続きをしてスマホから削除しましょう。
 
ちなみに、間違ったパスワードを何度か入力すると、不正アクセスを予防するために一時的にブロックされます。パスワードを忘れてしまった時には、「再発行」の手続きを取ればまた使えるようになります。こうしたことも、親世代に伝えておくと安心できるでしょう。パスワードは誕生日や電話番号など推測されやすい単純なものはやめましょう。
アカウントやパスワードはメモし、手元で厳重に管理!

2. 迷惑メールは無視&怪しいウェブページも開かない!

大手通販サイトなどを騙(かた)って偽のサイトにたくみに誘導し、クレジットカード情報を記入させる「フィッシング詐欺」など、インターネットのトラブルが問題になっています。

メールやショートメール(SMS)で送られたメッセージに記載されているURLをクリックしたり、添付ファイルなどを開くことは絶対にやめましょう。

「偽メール」からの架空請求も無視しましょう。「楽天で買い物したことがないのに楽天から請求が来た?」など、身に覚えのない請求は詐欺の手口です。見知らぬ人からのものだけではなく、たとえ知っている人でも、ふだんと雰囲気の違うメールは削除しましょう。これらは「開かない」「情報を記入しない」「そのまま削除」に限ります。
 
親世代でもスマホに慣れてきた方は、ネットショッピングをする場合もあるかもしれません。その場合も、「サイトのURL表記がおかしい」「販売価格が大幅に割引されている」「日本語の文章がおかしい」などの違和感があったら、いったん落ち着いて、ふだん使っている公式サイトかどうかをよく確認するように、日頃から話しておくといいでしょう。もしも偽サイトにクレジットカード情報や銀行口座情報を誤って入力してしまったら、すぐにクレジットカードなどを止める手続きが必要です。
 
大切に管理しているアカウントやパスワードを「偽のサイト」に登録するのは、泥棒に鍵を渡すようなものです! 自分だけは引っ掛からない、大丈夫なはず、と思わずに、不安な場合は、すぐに相談するよう、よく打ち合わせておきましょう。
 
ショッピングサイトなどのメルマガ登録をオフ設定にしておけば、不要なメールがなくなってストレスも減り、迷惑メールに気づきやすくなりますね。また、迷惑メールフィルターの設定をするのもよいでしょう。

公式LINEからの不要な通知を防ぐには、
止めたいLINEのトーク画面を開く→≡をタップ→通知オフまたはブロックをタップ
で試してください。
 
迷惑メールは無視&怪しいウェブページも開かない!

3. スマホは肌身離さず持ち歩き、なくさないよう注意を!

スマホは電話にもお財布にもなり、身分証明書にも鍵にもなる道具です。また、スマホには大切な情報が詰まっています。これらの情報を守るためにも、スマホの紛失は絶対に避けたい事態です。家の中では置き場所をしっかり決めておき、外出時には肌身離さず、注意して扱うことが重要です。また、歩きながらスマホの画面を見たり、操作したりする“歩きスマホ”は、転倒やケガによる事故の危険があるだけではなく、セキュリティ面からも危険です。絶対にやめましょう。
 
万が一スマホを落とした時に他人が悪用するのを防止するためにも、「認証設定」をしておきましょう。シニアでも簡単に使えるのは、自分自身の顔や指紋でスマホのロックを解除できる「顔認証」と「指紋認証」です。設定可能なスマホ機種であれば、数字を使うパスコード認証と合わせて登録しておきましょう。

●顔認証
(iPhone)設定→FaceIDとパスコードを開く→FaceIDをセットアップをタップ→ガイドに従って顔写真を登録。続けて指紋も登録して完了
 
(Android)設定→セキュリティを開く→顔認証をタップ→ガイドに従って顔写真を登録。続けて指紋も登録して完了
 
スマホをなくした時、Apple IDやGoogleアカウントの位置情報サービスを利用すれば、別のスマホを使って探す方法があります。事前の設定が必要ですが、覚えておくとよいでしょう。

た、どうしても見つからない時は、携帯電話会社のサポートセンターに連絡しましょう。


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4. 監修者プロフィール

岡嶋裕史(おかじま・ゆうし)
中央大学国際情報学部教授、中央大学政策文化総合研究所所長。専門分野は情報ネットワーク、情報セキュリティ。Eテレ『趣味どきっ』の初心者向きスマホ講座では、長く監修講師を務めている。著書に『メタバースとは何か』『思考からの逃走』『5G』『NHK趣味どきっ!動画付きでよくわかる スマホまねるだけ講座』『100の困った!に応えます はじめてのスマホトラブル・お悩み解決ブック』他多数。
 

この記事の提供元
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著者:MySCUE編集部

MySCUE (マイスキュー)は、家族や親しい方のシニアケアや介護をするケアラーに役立つ情報を提供しています。シニアケアをスマートに。誰もが笑顔で歳を重ね長生きを喜べる国となることを願っています。

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