今回は、かつおを使ったレシピを紹介します。かつおの旬は、3~7月の「初がつお」と、9~11月の「戻りがつお」の2回あります。旬の初がつおをおいしくいただきましょう。かつおの血合いには、貧血予防にもなる鉄などが豊富に含まれています。

1. シニアにうれしい栄養成分 DHAやEPAが無理なくとれる!

青背魚の脂に含まれるDHAやEPAには、余分な中性脂肪やLDLコレステロールを減らす働きがあります。DHAとEPAは体内でつくることができない必須脂肪酸です。毎日の食事に旬の魚料理を取り入れ、魚を食べる機会をふやしましょう。


血液サラサラ効果があるたまねぎや香味野菜をあわせれば、血栓予防にもなります。

 

生のかつおが苦手な人も、フライにすると食べやすくなります。かつおの代わりに、DHAやEPAが豊富なまぐろでもOK。レアにするなら180℃の油で、短時間揚げるようにしましょう。


2. ひとくちかつおフライしょうがドレッシング|材料

材料(2人分)

かつお……½さく(150g)

たまねぎ……¼個

みょうが……1 個

青じそ……2 枚

酒……小さじ1

酢……大さじ1

 

A

しょうゆ……小さじ2

ごま油……小さじ1

しょうが(おろし)……5g

 

小麦粉……大さじ½

とき卵……½個分

パン粉(細目)……大さじ3

揚げ油……適量

 

エネルギー 266 kcal

塩分1.1g

 

*料理のエネルギー・ 塩分は1人分です。 

*野菜類は皮をむくなどの下ごしらえをすませてからの手順を説明しています。



料理撮影:さくらい しょうこ

レシピ開発・調理:磯村優貴恵

3. 作り方

① かつおはひと口大に切り、酒をふって5分ほどおく。

 

② たまねぎは薄切りにして10分ほど水にさらし、水けをきる。みょうが、青じ

そはせん切りにする。

 

③ Aを混ぜ合わせてドレッシングを作っておく。

 

④ ①の水けをキッチンペーパーで軽く拭き、小麦粉、とき卵、パン粉の順に衣付けをして170度の油で表面が色づくまで揚げる。

 

⑤ ②を混ぜ合わせて器に盛り、④をのせ、③を添える。


今回は少し厚みのある切り方でのご紹介ですが、1cmほどの厚さに切って衣付けすることで、口の可動域が気になる人でも食べやすくなります。すでに切ってある市販の刺身やたたきを使用するのもよいでしょう。

この記事の提供元
Author Image

著者:磯村 優貴恵(いそむら・ゆきえ)

管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康・食育ジュニアマスター。大学卒業後、大手ダイエット専門のエステサロンにて、エステティシャン・管理栄養士として、お客様の体を内側・外側の両面からサポートする。働く中で、具体的に食事面から提案することの必要性を実感し、日本料理店やカフェの厨房、特定保健指導の仕事に従事したのち、独立。メタボ健診の特定保健指導で行われる栄養指導の経験をもつ。現在は、子どもから大人まで、家族みんながおいしく食べられて健康になれるようなレシピ・商品を開発するほか、執筆、講演会など、幅広く活動中。

関連記事

排泄介助の負担を軽減!排尿のタイミングがわかるモニタリング機器とは?

2022年9月23日

暮らしから臭い漏れをシャットアウト! 革新的ダストボックス

2022年9月5日

賃貸アパートで孤独死した高齢女性、死後4年間も気づかれなかったワケ

2022年10月25日

Cancel Pop

会員登録はお済みですか?

新規登録(無料) をする