骨粗しょう症とは、骨の中がスカスカの状態になり、骨折しやすくなるなどの症状が出る病気です。日本には約1,000万人以上の患者がいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。丈夫な骨をつくるためには、主成分のカルシウムはもちろん、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも一緒に摂取すると良いでしょう。
骨の土台となるコラーゲンの生成に必要なビタミンCは水に溶けやすいため、栄養を丸ごといただけるスープ料理がおすすめです。
今回紹介する一品は、カルシウム豊富な牛乳と骨の健康に有効な野菜を使ったホワイトミネストローネ。具材を切って煮込むだけでできる簡単レシピなので、定番のメニューにすることで毎日の料理が楽になります。
また、スープ料理は口当たりがよく、比較的消化が良いことから高齢の方に好まれやすい点もポイント。料理をする側も食べる側もうれしいメニューです。
きのこの中でもまいたけは、ビタミンDが多く含まれているため、カルシウム(牛乳)との組み合わせで、効率的に骨密度アップが図れます。
材料(2人分)
たまねぎ……¼個
にんにく……1かけ
カリフラワー……50g
にんじん……30g
まいたけ……30g
ベーコン……1枚
パセリ……適量
バター……5g
A
鶏がらスープの素(顆粒)……小さじ1
小麦粉……小さじ1
牛乳……300mL
塩……少々
エネルギー 217kcal
塩分 1.4g
*料理のエネルギー・ 塩分は1人分です。
*野菜類は皮をむくなどの下ごしらえをすませてからの手順を説明しています。
料理撮影:さくらい しょうこ
レシピ開発・調理:磯村 優貴恵
①たまねぎとにんにくはみじん切りにする。カリフラワーは2cmほどの小房に分け、にんじんは1cm角に切る。まいたけは手でほぐし、ベーコンは1cm幅の細切りにする。
②鍋にバター、たまねぎ、にんにく、ベーコンを入れて中火で熱し、たまねぎが透きとおるまで炒める。
③②にカリフラワー、にんじん、まいたけを加えて炒める。まいたけがしんなりしてきたら火を止め、Aをふり入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
④再び弱めの中火で加熱し、牛乳を3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。弱火にして5分ほど加熱する。
⑤塩を加えて味をととのえ、器に盛り、刻んだパセリを散らす。
シニアのためのひと工夫:
にんじんやカリフラワーのかたさが気になる場合は、下茹でをしてある程度やわらかくしてから調理をすることでより食べやすく仕上がります。とろみを強くしたい場合は仕上げに水溶き片栗粉を加えて調整をすることも可能です。
著者:磯村 優貴恵(いそむら・ゆきえ)
管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康・食育ジュニアマスター。大学卒業後、大手ダイエット専門のエステサロンにて、エステティシャン・管理栄養士として、お客様の体を内側・外側の両面からサポートする。働く中で、具体的に食事面から提案することの必要性を実感し、日本料理店やカフェの厨房、特定保健指導の仕事に従事したのち、独立。メタボ健診の特定保健指導で行われる栄養指導の経験をもつ。現在は、子どもから大人まで、家族みんながおいしく食べられて健康になれるようなレシピ・商品を開発するほか、執筆、講演会など、幅広く活動中。