9~10月は「戻りがつお」が旬を迎えます。今回は脂がたっぷりのった戻りがつおを生かした漬け盛りレシピをご紹介。魚の良質なたんぱく質をとって、まだまだ暑い時期を乗り切っていきましょう。

1. 記憶力や視力の維持に役立つDHAやEPAを豊富に含む、脂ののった戻りがつおをさっぱりと生で

かつおには必須脂肪酸のDHAやEPAが豊富に含まれています。どちらも体内では合成できないため、食べ物から摂取する必要があります。DHAは、脳や網膜の重要な構成成分であり、記憶力や視力の維持に役立つほか、抗炎症作用があります。EPAは、血液をサラサラにし、動脈硬化や心血管疾患の予防に効果的です。

戻りがつおは北上する間に産卵に備えて、しっかりとエサを食べ、脂がのっているため、生でさっぱりといただくのがおすすめです。また、初がつおより「セレン」という栄養素が豊富に含まれています。セレンは、アンチエイジングに効くミネラルの一種で、ビタミンCと一緒に摂取すると抗酸化作用の効果がアップします。

粘膜を健康に保つ働きのあるビタミンAが豊富なみつばや、色あざやかなラディッシュを添えて、見た目にも栄養的にも満足できる一品に仕上げます。簡単に作れて、おもてなし料理にも最適です。ビタミンA・C+たんぱく質がとれる、免疫力アップのごうちそうレシピをぜひお試しください。

記憶力や視力の維持に役立つDHAやEPAを豊富に含む、脂ののった戻りがつおをさっぱりと生で

2. 材料|かつおの漬け盛り

材料(2人分)
かつおのたたき(刺身用さく)……200g

A
しょうが(すりおろし)…… ½かけ分
レモン果汁……小さじ2
薄口しょうゆ……小さじ2
ごま油……小さじ2

たまねぎ……¼ 個
みつば……10g
ラディッシュ……1 個

エネルギー 160kcal 
塩分 1.1g


*料理のエネルギー・ 塩分は1人分です。 
*野菜類は皮をむくなどの下ごしらえをすませてからの手順を説明しています。


料理撮影:さくらい しょうこ
レシピ開発・調理:松尾みゆき

 

3. 作り方

①かつおは8㎜厚さに切る。ボウルにAを入れて混ぜ、かつおを加えて和え、冷蔵庫で15分ほど漬ける。

②たまねぎは薄切りにして水に10分ほどさらし、水けを切る。みつばは3㎝長さに切り、ラディッシュは輪切りにする。

③器に①のかつおを盛り、②をのせ、①の漬けだれを回しかける。

この記事の提供元
Author Image

著者:松尾みゆき

健康と料理をテーマに食全般のコーディネーターとして書籍や雑誌、テレビ、Web、広告、企業のアドバイザーなどを中心に活動中。簡単でわかりやすいヘルシーメニューやボリュームのある低カロリーメニュー、栄養バランスを考えた食事、減塩レシピ、生活習慣病の方向けの食事、子供が食べやすく簡単に作れる離乳食や幼児食、さわやかなスタイリングが得意。生活習慣病予備軍の方向けの特定保健指導も定期的に実施中。食品メーカーでメニュー開発をしていた経験を活かし、アドバイザーをしている企業も多数。

関連記事

シニアの体型とライフスタイルに寄りそう、 2つの万能パンツ

2022年7月23日

排泄介助の負担を軽減!排尿のタイミングがわかるモニタリング機器とは?

2022年9月23日

暮らしから臭い漏れをシャットアウト! 革新的ダストボックス

2022年9月5日

Cancel Pop

会員登録はお済みですか?

新規登録(無料) をする