空気が乾燥し、気温もぐっと下がるこの季節はかぜやインフルエンザなどの感染症が流行しやすくなります。感染症予防には、手洗い・うがいの徹底はもちろん、体に必要な栄養素を十分に取り、免疫力を高めておくことも大切です。今回は、感染症に負けない体づくりに役立つ、具だくさんの栄養満点うどんをご紹介します。

1. 粘膜の保護や抗酸化作用のあるビタミン類を取り入れて、真冬の免疫力を強化!

ウイルスや細菌は主に鼻腔や気道の粘膜から体内に侵入するため、これらの粘膜を健康に保つことが大切です。

ビタミンAは、皮膚や粘膜を保護し、ウイルスなどの外敵から体を守るために必要な栄養素。ビタミンCは強い抗酸化作用をもち、体内で発生する活性酸素を抑制して免疫力を高める効果が期待できます。

今回使用するかぼちゃとほうれんそうには、ビタミンAとビタミンCがたっぷり含まれています。さらに、味の決め手となるしょうがは血行促進、食欲増進のほか、殺菌作用や免疫力向上の効果があります。

やさしい味わいのうどんはどんな食材にも合いますが、せっかくなら栄養バランスも重視したいですよね。しょうがみそ煮込みうどんは、栄養をしっかり取れるだけでなく、体を芯から温めてくれるので、寒い季節の感染症対策にぴったりの一品です。

温かい一杯で体も心も満たし、今年の冬を乗り切りましょう。

粘膜の保護や抗酸化作用のあるビタミン類を取り入れて、真冬の免疫力を強化!

2. 材料|しょうがみそ煮込みうどん(2人分)

材料(2人分)
ゆでうどん……2玉
ほうれんそう……1/2束
厚揚げ……1/2枚
かぼちゃ……100g
ぶなしめじ……50g
しょうが……1/2かけ
かまぼこ……4枚
だし……600mL
みそ……大さじ2


*料理のエネルギー・ 塩分は1人分です。 
*野菜類は皮をむくなどの下ごしらえをすませてからの手順を説明しています。

エネルギー 362 kcal
塩分3.5g


料理撮影:さくらい しょうこ
レシピ開発・調理:松尾みゆき



3. 作り方

①ほうれんそうは熱湯でゆでてザルにあげ、水にさらす。水気を絞り、4㎝長さに切る。

②厚揚げは熱湯をかけ、1.5㎝厚さのひと口大に切る。かぼちゃは1.5㎝厚さのひと口大のくし切り、しめじは小房に分け、しょうがはせん切りにする。

③鍋にだし、かぼちゃ、しょうがを入れて中火で熱し、煮立ったらみそを溶かし混ぜる。しめじ、厚揚げ、ゆでうどんを加え、3分ほど煮込む。

④器に③を盛り、かまぼこと①をのせる。

シニアのためのひと工夫:
かまぼこを、より咀嚼しやすいはんぺんで代用してもOKです。うどんと同じタイミングで加えましょう。

 

この記事の提供元
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著者:松尾みゆき

健康と料理をテーマに食全般のコーディネーターとして書籍や雑誌、テレビ、Web、広告、企業のアドバイザーなどを中心に活動中。簡単でわかりやすいヘルシーメニューやボリュームのある低カロリーメニュー、栄養バランスを考えた食事、減塩レシピ、生活習慣病の方向けの食事、子供が食べやすく簡単に作れる離乳食や幼児食、さわやかなスタイリングが得意。生活習慣病予備軍の方向けの特定保健指導も定期的に実施中。食品メーカーでメニュー開発をしていた経験を活かし、アドバイザーをしている企業も多数。

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