「MySCUEの記事ってどんな人たちが作っているの?」今回は、そんな気になる舞台裏に迫るべく、ライターの中谷がMySCUE編集部の内山さんにインタビュー! 記事づくりへのこだわりや工夫をたっぷりとお聞きしました。
ーーMySCUE編集部の体制やメンバーについて教えてください。
「MySCUE編集部は、イオンリテール社内にあり、現在は3名で運営しています。社内に編集部を置くことで、情報の正確さや一貫性を保ちつつ、丁寧な記事づくりができる体制になっています。
小規模なチームですが、そのぶん一人ひとりが幅広い業務を担い、協力しながら日々取り組んでいます」
ーー記事づくり以外にも、実はやることが多いのではないかと思うのですが…「 そうなんです。記事公開後も、より多くの方の目に届くように、SNSでの発信や検索対策などもしています。さらに、経費の管理や外部との契約手続きといった運営に関わる業務も行っています」
ーー編集部では、これまでにどのくらいの記事を手がけてこられたのですか?
「2023年9月のサイトオープン以来、約700本の記事を配信してきました。現在は、月におよそ20本のペースで更新しています。多くのケアラーの方に役に立つ記事を、という思いで続けてきました」
ーー編集部が記事作りで一番大切にしている理念やビジョンは何でしょうか?
「私たち編集部が最も大切にしているのは、MySCUEのコンセプトでもある『シニアケアに携わるケアラーに役立つ情報を届けること』です。
一口にシニアケアと言っても、その状況はさまざまだと思います。だからこそ、どのような方にも必要な情報が行き届くように、幅広い視点を持って記事のテーマや内容を考えることを大切にしています。
また、介護に関する情報は、専門的な知識も含まれるため、専門家の方に書いていただいたり、監修をしていただいたりと、正確性を重視しています」
ーーシニアケアの情報をわかりやすく伝えるために工夫していることはありますか?
「介護やシニアケアに関する情報を発信するにあたっては、正しい情報をきちんと届けることはもちろん、読者の方にとって読みやすく、そして「これなら自分の生活にも取り入れられそう」と感じていただけるような、身近な言葉や表現で情報をお届けすることを重視しています」
ーーこれまで公開した記事の中で、反響が大きかったものはありますか?
「よく読まれているのは、基本的な介護知識を扱った記事や、ウォーキングやラジオ体操など手軽にできる運動の記事、フレイル(加齢に伴う心身の虚弱)に関する内容です。日々の介護や健康管理といった身近な課題だからこそ、読者の方々の関心も高いようです。
SNSなどで特に反響が大きかったのは、有賀薫さん(スープ作家)の食生活に関する記事と、翻訳家でエッセイストの村井理子さんによる家族の看取り体験の記事です。
実体験をもとにした言葉や、同じ立場の方が語る声には、読む人の心に届く力があると改めて実感しています」
ーーそれでは最後に、MySCUEの読者の皆さんに向けて、メッセージをお願いします。
「いつもMySCUEをご覧いただき、本当にありがとうございます。もし記事を読んで『これは役に立った』『ほかの人にも知ってほしい』と感じていただけたら、SNSでのシェアやコミュニティへの投稿を通じて、拡散していただけると大変励みになります。
また、最近リリースしたMySCUEのアプリでは、気になる記事を手軽に検索できるよう工夫しています。外出先やちょっとしたスキマ時間でも、必要な情報にすぐアクセスできるようになっていますので、ぜひ活用してみてください」
月間20本という継続的な発信の裏側には、ケアラーへの想いを込めた「丁寧な積み重ね」がありました。
たくさんの情報が溢れる時代において、必要なときにふと「MySCUEにアクセスすれば大丈夫」と思い出してもらえる存在になれるように。MySCUEはこれからも、シニアケアに向き合うケアラーのそばで、静かに歩みを続けていくことでしょう。
著者:中谷 ミホ
福祉系短大を卒業後、介護職員・相談員・ケアマネジャーとして介護現場で20年活躍。現在はフリーライターとして、介護業界での経験を生かし、介護に関わる記事を多く執筆する。
保有資格:介護福祉士・ケアマネジャー・社会福祉士・保育士・福祉住環境コーディネーター3級