石川県在住の漫画家・イラストレーター、なとみみわさんは、10年にわたって義母の介護を経験しました。その体験を温かくユーモアを交えて描いたコミックエッセイは、多くの読者の共感を呼んでいます。

49歳で離婚後、53歳で故郷・能登町にUターン移住したなとみさんは、現在、実母と暮らしながら創作活動を続けています。介護に不安を抱えながら日々奮闘するケアラーのみなさんに向け、リアルな介護体験をマンガで紹介します。

1. 37年ぶりの母との同居

なとみみわ_マンガ

2. 私が思う「親孝行」のかたち

石川県・能登で、母と暮らし始めました。
愛犬りくも一緒です。

35年間の東京暮らしにピリオドを打ち、ふるさと石川県に帰ってきたのが53歳の時。

能登にある生まれ育った実家は人が住まなくなってはや10年。
どこか寂しげな実家に無性に帰りたくなった私は、水回りをリフォームして移住することにしました。

最初は能登暮らしを断り続けていた母も、「やっぱり帰りたい」と言ってくれたので、熟女2人と一匹で今年のお盆から暮らし始めました。

なんとしても母と暮らしたかったのです。きっとこれが母と暮らす最後になるだろうから。

父を20年前に海の事故で突然亡くし、返せなかった恩や、もらった優しさをとにかく母に返したい。
母に持っていってもらいたい。

私ができる親孝ってなんだろう?
一緒においしい物食べに行く?
買い物に行く?
やっぱり温泉旅行かな??

めっちゃ前のめりな私。

でも母と暮らしていくうちになんとなく気がついた。
一緒にご飯を食べて、日々寄り添って、思い合って暮らす。

きっともうこれが親孝行なんじゃないかな、って。特別なことはいらないんだね、って。

母86歳、愛犬りく15歳、私55歳の熟女トリオですが、能登で楽しく愉快に暮らしていきたい。

よろしくお願い致します。



構成:研友企画出版
写真(トップ):PIXTA


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著者:なとみみわ

マンガ家、イラストレーター。
雑誌・広告・webでマンガやイラストを幅広く制作。北國新聞で2021年から『介護わはは絵日記』を連載開始。2024年の能登半島地震を受け、被災地での心温まるエピソードを北國新聞「のとはやさしや」を連載。現在は『ふるさと絵日記』を連載中。著書に『コミックエッセイ 介護わはは絵日記』(講談社)、『まいにちが、あっけらかん。高齢になった母の気持ちと行動が納得できる心得帖【増補改訂】』(つちや書店)、『私が死んだらどーなるの?おひとりさまの後始末』(小学館)など。

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