昨年12月、3回目となる「ケアラー川柳コンテスト」の結果が発表されました。2023年のローンチ時からMySCUEが毎年秋に実施している川柳コンテストです。昨年の応募数は2,842句と、例年通りたくさんの応募をいただきました。今回は、最優秀賞、そして優秀賞に選ばれた句をご紹介します。
まずは最優秀賞をご案内します。
介護をする中では、介護する側とされる側の間でさまざまな感情が行き交います。その微妙な機微を、表現した句です。介護が始まる前まではどんな距離感の親子だったのか、始まってからはそれがどう変化したのか……そんな想像を膨らませられます。「糸電話」という表現は、今となっては懐かしく感じますが、詩的でありながらも温度感のある関係性が感じられます。
以下は優秀賞となります。
優秀賞の句。どんなに大変でも褒められたり労われたりすることの少ない介護。そんな時、ケアラー自身がこう自負することで自分を鼓舞し、ケアすることを頑張れる。自分も含めた他のケアラーたちにも響く応援歌のような句です。
ヒメ父さんのお母さまは逝かれてしまったのでしょうか。お母さまがふともらした言葉の記憶からできた句なのではと思われます。介護やシニアケアを担うことになりがちな立場というのは現代でもあまり変わりはないようですが、感謝されたことを大事にしながら、その事実の理不尽な一面をのぞかせる句だと思います。
こちらも優秀賞の句。ケアが大変でも、ケアする人に向けられる笑顔ややさしい一言があると救われますよね。お母さまがどんな状態にあるのかは推して知るべしですが、スマイルを忘れないお母さまのかわいらしさが滲んでくるようで、とても印象的です。
シニアケアと介護のリアリティーを感じさせる句です。識者のお話や本などで模範的な対応を読み、知っていても、実際のケアの場では焦ってしまったりイライラしてしまうことが多くなるもの。そんな時、自制する意思を「丸めて転がす」と表現されているところがスマートです。そうありたいと思わせてくれる句でした。
ほかにも、佳作10句などが下記のページで確認できます。
・第3回ケアラー川柳コンテスト
ぜひ選ばれた句をご覧いただき、ケアラーならではの思いがあふれた句を楽しんでください。
また、このコンテストは今年も開催される予定ですので、まだ応募されたことのない方、今年は応募してみてはいかがでしょうか?
毎年9~10月にかけて作品の募集を行います。事前に告知がありますので、ぜひご注目いただければと思います。
今年もMySCUEをどうぞよろしくお願いいたします。
著者:MySCUE編集部
MySCUE (マイスキュー)は、家族や親しい方のシニアケアや介護をするケアラーに役立つ情報を提供しています。シニアケアをスマートに。誰もが笑顔で歳を重ね長生きを喜べる国となることを願っています。