ストレスで疲れた胃には、消化に良いメニューでやさしくケアを。栄養豊富な“卵&豆腐”の黄金コンビを使った今回の料理は、胃にやさしいだけでなく、栄養バランスもばっちり。“彩りさわやか”なあんかけ料理をぜひお試しください。
あんかけメニューは、のどごしがよく食べやすいため、シニア層にも適していますが、冷めにくく温かさが長持ちするので寒い季節にはどんな世代の方にも特におすすめです。
今回ご紹介するのは、キャベツ、豆腐、卵がメインの胃にやさしいあんかけレシピ。キャベツには胃の粘膜を修復する働きがあるビタミンU(別名:キャベジン)が含まれており、胃酸の過剰分泌を抑え、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防に役立ちます。このほか、キャベツにはビタミンCやビタミンKなども豊富に含まれており、冬の不調を整えるのに適した食材です。
卵と豆腐は良質なたんぱく質を含む栄養豊富な食品の代表格です。豆腐は丸ごと1丁使うため、低エネルギーながら満腹感も得られるのがポイントです。
とろりとしたあんかけが食材の味を引き立て、心も体もほっと温まる一皿に。アクセントに粗びき黒こしょうを加えることで、メリハリのついた味になります。
材料(2人分)
キャベツ……1枚
しいたけ……2個
グリンピース……20粒
卵……1個
絹ごし豆腐……1丁
A
水……250mL
鶏がらスープの素(顆粒)……大さじ1/2
薄口しょうゆ……小さじ1/2
B
片栗粉……小さじ2
水……大さじ1
粗びき黒こしょう……少々
*料理のエネルギー・ 塩分は1人分です。
*野菜類は皮をむくなどの下ごしらえをすませてからの手順を説明しています。
エネルギー 151kcal
塩分 1.4g
料理撮影:さくらい しょうこ
レシピ開発・調理:松尾みゆき
①キャベツは短冊切り、しいたけは薄切りにする。
②鍋にAを入れて中火で熱し、煮立ったら、①とグリンピースを加えて、やわらかくなるまで煮る。いったん火を止め、混ぜたBを回し入れて混ぜ、中火で熱し、混ぜながらとろみをつける。溶いた卵を回し入れ、ゆっくりとかき混ぜる。
③豆腐を厚さ半分に切り、半丁ずつ耐熱皿に入れてラップをふんわりかけ、電子レンジ(600W)で1~2分加熱する。
④③に②をかける。お好みで粗びき黒こしょうをふる。
著者:松尾みゆき
健康と料理をテーマに食全般のコーディネーターとして書籍や雑誌、テレビ、Web、広告、企業のアドバイザーなどを中心に活動中。簡単でわかりやすいヘルシーメニューやボリュームのある低カロリーメニュー、栄養バランスを考えた食事、減塩レシピ、生活習慣病の方向けの食事、子供が食べやすく簡単に作れる離乳食や幼児食、さわやかなスタイリングが得意。生活習慣病予備軍の方向けの特定保健指導も定期的に実施中。食品メーカーでメニュー開発をしていた経験を活かし、アドバイザーをしている企業も多数。