これまでの介助用電動車いすとは一線を画す軽さとコンパクトさを実現した「ミライト・ウイング」。グリッププッシュ式で速度調整がしやすく、坂道や狭い場所での取り回しも楽に行えるといった高い機能性も特色です。
大人を乗せた車いすを押すのは意外と労力がいるもの。そんな悩みを解決してくれる電動の介助用車いすですが、モーターやバッテリーを搭載する必要があるため、どうしても本体の重量が重くなってしまうという難点があります。
そんな中、「軽くて簡単」をコンセプトに据えて開発された介助用電動アシスト車いすが「ミライト・ウイング」です。超軽量フレームと小型でパワフルなモーターやバッテリーを採用することで、剛性を損なうことなく17.7kgにまで軽量化を実現しました。折りたためば車のトランクなどにも積みやすく、出かける際の負担が大きく軽減されます。
操作方法は「グリッププッシュ式」を採用。ハンドルをしっかりと握りながらグリップの押し引きの力加減で走行速度を調整できるため、介助者の歩行速度に合わせた快適な走行が可能です。
また、直感的に操作できる点にも意識して設計されており、手動用の車いすと同じ感覚で使えるようになっています。
一般的な車いすの幅は600mm程度ですが、「ミライト・ウイング」の全幅は500mmとコンパクト。最小回転半径は73㎝に抑えられているため、 スーパーや病院など、狭い通路や混雑した場所での移動・回転が容易に行えるのも特色の1つです。
また、最大登坂角度は14°であり、下り坂(後進)は前進時の約1/3のスピードに減速するなど、高齢者や体力に不安がある介助者でも安心して坂道を上り下りできる仕様となっています。
軽量、コンパクトな設計でありながらバッテリーの連続走行距離は11.5kmもあり、日常のさまざまな使用シーンにゆとりをもって対応できるでしょう。
ちなみにバッテリーは取り外せるので、自宅はもちろん、旅行先などでも場所を選ばずに充電できるのも嬉しいポイントです。
操作部から手を離すと主輪が自動的にストップする仕組みとなっているため、坂道などで万一手が滑ってしまった場合などでも安心です。また、電源を切り忘れてしまっても、停止してから10分で警告ブザーが鳴り、さらに5分経過した場合には自動的に電源が切れる自動電源OFF機能が搭載されているほか、小雨程度であれば問題なく使える日常生活用防水仕様にもなっています。
そのほか、空気圧調整ができる「エアールクッション」や高さ調整が容易な「ワンプッシュ式ステップ」、弱い力でも作用する「スライド延長ブレーキ」など、細かな点まで使いやすさへの配慮が行き届いており、介助用電動車いすとしての満足度は非常に高いものがあります。
※「ミライト・ウイング」公式HP : https://serio888.net/lineup/miraito.php
著者:MySCUE編集部
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