献立にちょっと野菜を足したいとき、役に立つのがサラダの作りおき。おすすめは、キャベツやにんじん、たまねぎなど身近な野菜をせん切りして酢漬けにしたコールスローです。マヨネーズなどを使わないノンオイルなので、アレンジ自在! 冷蔵庫で4~5日間程度もち、温めてもおいしくいただけます。
キャベツに含まれる特有の成分ビタミンUは、傷ついた胃粘膜の修復を助け、胃を元気にする作用があります。また、酢に含まれる成分には血圧の上昇を抑える効果があり、血圧が上がりやすい高齢者の食事にも役立ちます。
キャベツ、にんじん、たまねぎなどからビタミン類も豊富にとることができるため、食事全体の栄養バランスを整えたいときにも便利です。
おいしく仕上げるには、キャベツの水気を切ってから、葉の軟らかい部分はやや太めに、芯に近い部分は細めに切り分けるのがおすすめです。切り方に変化をつけることで、それぞれの食感が引き立ちます。また、野菜に調味料をなじませる際は、一度全体を混ぜたあと少し時間をおいて、しんなりしたら再度混ぜ合わせましょう。このひと手間で、味が均一に行き渡り、よりおいしく仕上がります。
保存する際は空気をしっかり抜いて閉じ、冷蔵庫へ。1日1回上下をまぜ返すのがポイントです。時間が経つほど味がなじみます。4日目以降は加熱して食べると安心です。

キャベツ……1/2個(500g)
にんじん……小1/2本(50g)
たまねぎ……1/4個(50g)
A
塩・砂糖……各小さじ1強
酢……大さじ3
エネルギー 188kcal(全量)
塩分 5.8g(全量)
*料理のエネルギー・ 塩分は全量分です。
保存期間: 冷蔵で4〜5日間(4日目以降は加熱して食べる)

①キャベツは縦半分に切って太い芯を除き、切り口から水を流して洗い、水気を切る。上下に切り分け、葉の軟らかい上半分はやや太めのせん切りにし、芯に近い下半分は細めのせん切りにする。
②にんじんは斜め薄切りにしてからせん切り、たまねぎは薄切りにする。
③大きめの保存袋に①、②を入れ、Aをふってよく混ぜ、室温に10分ほどおく。しんなりしたら再びよく混ぜ、空気を抜いて閉じ、冷蔵庫で保存する。

エネルギー 31kcal
塩分 0.7g
*料理のエネルギー・ 塩分は1人分です。
材料と作り方(2人分)
軽く汁気を切った【基本の作りおき】ノンオイルコールスロー160gに、パセリ2本のみじん切りを混ぜる。
シニアのためのひと工夫:
電子レンジで軽く加熱したり、スープに加えてさっと煮ると、やわらかくなって食べやすくなります。また、生のまますりごまや削り節を混ぜると、風味が増しておいしくいただけます。
料理撮影(メニュー分):榎本 修
レシピ開発・調理:今泉久美
構成:研友企画出版
著者:今泉久美(いまいずみ・くみ)
女子栄養大学栄養学部卒業後、食品会社勤務やテレビ番組のアシスタントなどを経て独立。現在は女子栄養大学栄養クリニック特別講師として、料理指導や生活習慣病予防を意識した献立提案に携わるほか、シニア向けの作りおきや減塩・ヘルシーダイエットなどをテーマに雑誌、新聞、テレビ、講習会で広くレシピを発信している。野菜をたっぷり使い、覚えやすい調味料の分量でおいしく仕上げる「簡単で続けやすい家庭料理」が持ち味で、『栄養士が食べている作りおき献立』『いくつになっても骨は育つ』(ともに文化出版局刊)など著書も多数。
http://www.imaizumi-kumi.net/