【基本の作りおき】かじきのラタトゥイユに、卵、キムチ、チーズをのせて焼くだけで完成する、手軽なアレンジレシピをご紹介します。キムチのうま味と辛味が加わり、韓国風の味わいに早変わり。フライパンのまま食卓に出せば、取り分けながら楽しめる、パーティー気分の一皿になります。
夏は暑さで食欲が落ちやすい季節ですが、高齢者はとくに注意が必要です。食欲低下が続くと、脱水症や熱中症、そして心身の働きが低下する「フレイル」のリスクが高まります。
そんな時期におすすめしたいのが、奥深いうま味と程よい辛味が魅力のキムチです。とうがらしの辛味成分である「カプサイシン」には消化を促し、食欲を高める働きがあるといわれています。
そこで今回は、【基本の作りおき】かじきのラタトゥイユを、食欲をそそる「キムチーズ焼き」にアレンジ。キムチ、チーズ、卵など、手に入りやすい食材を合わせて焼くだけなので、手軽に作れます。
チーズはキムチの辛味をまろやかにするだけでなく、牛乳を凝縮して作られているため、少量でも効率よくカルシウムを補えるのが魅力です。
さらに、めかじきに含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、組み合わせて摂ることがおすすめの食材です。いずれも発酵食品であるキムチとチーズは、同時に摂ることで腸内環境を整える働きが高まることが期待できます。
チーズとともに加えた卵でたんぱく質量はさらにアップし、まろやかな仕上がりに。ぜひお試しください。

著者:今泉久美(いまいずみ・くみ)
女子栄養大学(現:日本栄養大学)栄養学部卒業後、食品会社勤務やテレビ番組のアシスタントなどを経て独立。現在は日本栄養大学栄養クリニック特別講師として、料理指導や生活習慣病予防を意識した献立提案に携わるほか、シニア向けの作りおきや減塩・ヘルシーダイエットなどをテーマに雑誌、新聞、テレビ、講習会で広くレシピを発信している。野菜をたっぷり使い、覚えやすい調味料の分量でおいしく仕上げる「簡単で続けやすい家庭料理」が持ち味で、近著は『いくつになっても「血管」を守る食事』、『栄養士が食べている作りおき献立』『いくつになっても骨は育つ』(いずれも文化出版局刊)など著書も多数。
http://www.imaizumi-kumi.net/