寒い季節には鍋料理が一番!「彩り野菜の豆乳鍋」は栄養たっぷりで見た目も華やか。だしのうまみと豆乳のまろやかさが魅力です。体を内側から温め、免疫力アップにつながる食事を取り入れてみませんか?

1. 不足しがちなたんぱく質を豆製品で!野菜も摂りやすい鍋料理で栄養バランスも◎

免疫力を保つうえで欠かせない栄養素のひとつが「たんぱく質」。体内で免疫細胞をつくる材料となるため、毎日意識して摂取することが大切です。しかし高齢者の場合、噛みにくさなどから肉や魚を敬遠しがちに……。その結果、たんぱく質不足に陥りやすく、免疫機能や筋肉量が低下するリスクが高まります。

今回紹介する豆乳鍋は、たんぱく質を豊富に含む豆乳や豆腐、豚肉が主役。豆乳(無調整)は植物性たんぱく質を効率よく摂取できるうえ、低脂質・低糖質な点が特長です。さらに豚肉には、筋肉の維持に役立つ必須アミノ酸や、エネルギー代謝を助けるビタミンB群が含まれています。これらの栄養素が疲労回復や健康維持をしっかりサポートしてくれます。

にんじんやしいたけ、水菜などの野菜もたっぷり加えることで、栄養バランスも満足感もアップ。ひと手間かけて野菜を飾り切りすると、ハレの日にぴったりな鍋料理に。

スープごと味わえば、だしのうまみと具材の栄養を丸ごと摂取でき、体の芯から温まりますよ。

不足しがちなたんぱく質を豆製品で!野菜も摂りやすい鍋料理で栄養バランスも◎

2. 彩り野菜の豆乳鍋|材料

材料(2人分) 
豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用)……100g
絹ごし豆腐……1/2丁
しいたけ……4枚
にんじん……4㎝
水菜……30g
豆乳(無調整)……200mL

A 
だし……400mL
薄口しょうゆ……大さじ1
みりん……小さじ2


*料理のエネルギー・ 塩分は1人分です。
*野菜類は皮をむくなどの下ごしらえをすませてからの手順を説明しています。

エネルギー 250kcal
塩分 1.7g


料理撮影:さくらい しょうこ
レシピ開発・調理:松尾みゆき

3. 作り方

①豚肉、豆腐は食べやすい大きさに切り、しいたけは包丁で切り込みを入れて飾り切りにする。にんじんも1㎝厚さに切り、型抜きして飾り切りにする。水菜は4㎝長さに切る。

②鍋にAとにんじんを入れて中火で熱し、煮立ったら豚肉、豆腐、しいたけを加える。再び煮立ったらアクを取り、具材に火が通るまで煮る。

③豆乳を加え、水菜をのせてさっと煮る。


シニアのためのひと工夫:しいたけが噛み切りにくい場合は、食べやすい大きさに切るとよいでしょう。


この記事の提供元
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著者:松尾みゆき

健康と料理をテーマに食全般のコーディネーターとして書籍や雑誌、テレビ、Web、広告、企業のアドバイザーなどを中心に活動中。簡単でわかりやすいヘルシーメニューやボリュームのある低カロリーメニュー、栄養バランスを考えた食事、減塩レシピ、生活習慣病の方向けの食事、子供が食べやすく簡単に作れる離乳食や幼児食、さわやかなスタイリングが得意。生活習慣病予備軍の方向けの特定保健指導も定期的に実施中。食品メーカーでメニュー開発をしていた経験を活かし、アドバイザーをしている企業も多数。

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