運動は心身の健康維持のために大きな効果がありますが、多くの人が多忙で、環境や生活習慣などの要因からも運動不足になりがちなのが現代社会です。
そこで今回は、気軽に始められるウォーキング、スロージョギング、ラジオ体操などの運動や、歩くために必要な身体ケアについて、各分野の専門家の方に伝授していただいた方法をいくつかご紹介しています。ご自身に合う方法を探し、ぜひ実践してみてください。
人生100年時代に健康寿命を延ばしていつまでも自分の足で歩くためには、体を支える足腰を丈夫に保つことが大事です。しかし、運動が苦手な人やこれまであまり運動をしてこなかった人がいきなり強度の高い運動を行うのはひざや腰を痛めるもと。そうした層に必要なのは「気軽にできて運動効果が高い健康法」です。近年注目を集めているスロージョギング(※)もそのひとつ。スロージョギングの効果や正しいやり方、継続するためのポイントなどを解説していきます。
※スロージョギングは(一社)日本スロージョギング協会の登録商標です。
〈入門編〉スロージョギングのやり方とその効果を初心者向けに解説
スロージョギングのステップアップ編として、コース選びのポイントや習慣化するためのコツ、スロージョギングにまつわるQ&Aなどを紹介します。スロージョギングは体力がない人や、運動経験が少ない人でも気軽に実践でき、効率よく健康づくりが行える運動です。ウオーキング以上に、太ももやお尻の筋肉、上半身と下半身をつなぐ筋肉などが鍛えられるので、日常生活に上手に取り入れて丈夫な足腰をつくりましょう。
〈Q&A〉スロージョギングは室内でもできる? ペースはどのくらいの速さ?
ラジオ体操は「約400種類もの筋肉をまんべんなく使うように構成された、非常に優れた体操プログラム」で、3分程度の体操で、軽いジョギングと同程度の運動量が得られるそうです。ラジオ体操の効果を健康づくりに生かす正しいやり方や意識すべきポイントを学んでみませんか?
本当はすごい「大人のラジオ体操」 効果絶大の正しいやり方とコツを紹介
ひざに痛みがあると、曲げ伸ばしや歩行が困難になり、日常生活に支障を来す場面が出てきます。そして、痛みが進行すると外出がおっくうになり、運動不足、筋力低下はもちろん、高齢者では抑うつ状態や寝たきりにつながる恐れも。ひざの痛みの原因で最も多い「変形性ひざ関節症」の痛みの起こり方や、痛みを和らげる運動などを紹介します。
私たちのひざ関節は、歩いているときに体重の2~3倍の重さを支えているとされています。つまり、「いつまでも自分の足で歩く」を実現するためには、ひざ関節を健康に保つことが不可欠なのです。
そこで、ひざ関節の代表的な病気である変形性ひざ関節症をピックアップ。帝京大学医学部附属病院整形外科教授である中川匠先生監修のもと、なりやすい人の特徴や具体的な検査方法、治療方法について解説していきます。正しい知識を身につけて、きちんと変形性ひざ関節症に対処しましょう。
〈100歳まで自分の足で歩く〉ひざの痛みを感じたら早めの検査と治療を!
最近は、運動不足対策や健康対策としてウォーキングを始める人が増えています。しかし、そうしたなかには「始めたのはいいけれど、普通に歩くだけで大丈夫?」「自己流のせいか、あまり運動効果を感じない」と、不安や疑問を感じている方も少なくありません。せっかくウォーキングを始めたのに、効果が実感できないのはもったいないですよね。
フィジカルトレーナーとして活躍する中野ジェームズ修一先生にご指導いただき、運動効果を高めるウォーキングの方法や長続きさせるためのポイントを紹介していきます。
ウォーキングで大事なのは「時間」よりも歩幅・スピード・コースの3つ!
著者:MySCUE編集部
MySCUE (マイスキュー)は、家族や親しい方のシニアケアや介護をするケアラーに役立つ情報を提供しています。シニアケアをスマートに。誰もが笑顔で歳を重ね長生きを喜べる国となることを願っています。